週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

2024-01-01から1年間の記事一覧

絶品!草&豆大福😎南柏の朝ナマ老舗

朝ナマのおいしい大福に出会うと、世界がとたんに輝き始める。 あんこの番外地(失礼)ともいわれる千葉・南柏で出会ったのがこのキラ星たちです。 あんこ仲間の情報で、ダメもとで途中下車してみたのだが、これが当たりだった。 「伊勢屋 南柏本店」。 「伊…

竹皮包み3種😋「羊羹一筋」みちのく百年老舗

これって、あんこの神様の導きかも? と、言いたくなってしまった。 今回のみちのくあんこ旅で驚かされた店が福島市の「菊屋本店」。「菊屋の羊羹本舗」として地元ではよく知られている和菓子屋さん。 歴史を感じさせる蔵造りの、渋い店構え。 無添加造り羊…

あんこ怪物「いもまん」😎会津若松「あんこや」

みちのくあんこ旅で久しぶりに会津若松へ。 発端は地元からのあんこネットワーク情報で「朝生のすごい饅頭屋があることご存知ですか」という写真添付メールだった。 写真を見て心が騒いだ。 普通の饅頭の2~3倍は優にあり、しかも中のあんこのボリュームに…

かき氷&どら焼き😍深谷の悶絶あんこ

新一万円札の顔になった渋沢栄一の出身地、深谷市にはいい和菓子屋さんが多い。 「古伝餡 濱岡屋」(こでんあん はまおかや)もその一つ。 創業が明治25年(1890年)。現在5代目。 あんこづくりのこだわり方が凄い。 あの徳光和夫さんもこの店のあん…

鎌倉の粋😎抹茶あんみつ&御膳しるこ

本日は日曜増刊号です。 古都鎌倉の「納言志るこ店」(なごんしるこてん)と言えば、知る人ぞ知るいぶし銀の甘味処。 観光客でにぎわう小町通りをちょいと横道(路地)に入ると、そこだけ昭和が生きているよう。意外な穴場。 「納言志るこ店」のレトロな立て…

餡な水菓子&あんず大福😍広尾の絶妙

今回は東京・広尾で見つけた和モダンな和菓子屋さんのキラ星を取り上げたい。 広尾エリアは各国の大使館が点在し、インターナショナルな高級住宅街のイメージが強い。有栖川宮記念公園や聖心女子大もある。 、 遠い昔、私が短期間勤めていた広告代理店のあっ…

鎌倉の絶品「あわ大福」😎喧騒と静寂

京都と並ぶ人気地帯、古都鎌倉の観光客ラッシュはなるべくなら避けて通りたい。 だが、あんこ旅は甘くはない(笑)。あんこの神様は許してくれない。 どうしても寄りたい店が2軒ある。 その一軒が老舗和菓子処「長嶋家(ながしまや)」。 鎌倉の中でも最も…

旧東海道の絶句🤩大森名物「のり大福」

炎天下のあんこ旅で、海苔(のり)養殖の発祥地と言われる東京・大森でめちゃウマ「のり大福」と出会ってしまった。 言葉遊びではないが、ノリのいい餡ラッキーな遭遇(笑)。 旧東海道、美原通り(三原通り)に、いぶし銀の立派な店構え。 「御菓子処 大黒…

伝統&進化😎山形8代目のネオ和菓子

和菓子界において、山形の老舗「乃し梅本舗 佐藤屋」は面白い位置にいると思う。 創業が文政4年(1821年)、現在8代目。 伝統菓子「乃し梅」を守りながら、斬新な和菓子づくりに挑戦し続けている。 「&プレミアム2月号 あんこと、きなこ」(マガジン…

仙台の謎😎上生菓子屋のどら焼き

京都が秀吉なら、仙台は伊達政宗が造った街となる(諸説あるが)。 いい和菓子屋や餅屋が多いが、私にとっての謎は上生菓子の小世界である。 「御菓子司 賣茶翁」(ばいさおう)の名前は以前から知っていたが、敷居が高そうなので、これまでは足が向かなかっ…

究極のどらやき🤩山形の朝どら行列店

三度目の訪問でようやく食べることができた。 今回のみちのくあんこ旅の目標地点の一つ。 知る人ぞ知る、山形のどらやき専門店&カフェ「榮玉堂」(えいぎょくどう)。 創業が江戸時代末期。現在7代目。 午前中に売り切れてしまうことも多く、ゆえに今回は…

「づんだ餅」の頂上😍村上屋餅店のぜんざい

猛暑の中、みちのくあんこ旅へ。背中に羽根が生えたよう(笑)。 トップバッターはづんだ餅で知られる「村上屋餅店」(仙台市)です。 きれいな枝豆色の暖簾に「づんだ餅」と白く染め抜かれている。 昔から1ミリも変わらないシンプルな店構え。 「ずんだ」…

あんこの固まり⁉😎水天宮の仰天おはぎ

東京・人形町から水天宮エリアは都内でも有数のあんこエリア。 玉英堂彦九郎、三原堂本店、壽堂、甘味処初音、東海、人形焼き重盛、たい焼き柳屋・・・指折り数えるときりがない。 持ち帰り専門「江戸甘味處 つくし」もその一つかもしれない。 創業当時のレ…

タイムスリップ😎旧東海道の豆大福に驚く

旧東海道にはいい餅菓子屋さんが多い。 今回ご紹介したいのは、品川宿と川崎宿の途中、いわゆる間の宿(あいのしゅく)、江戸時代から行きかう人が多い三原通り(現在は美原通り、あるいはミハラ通り)で出会った朝ナマの和菓子店です。 炎天下、店の前に立…

ミラクルくず桜🤩レイソルロードの絶品生菓子

犬も歩けばいいあんこに当たる。 くず桜の美味しい季節だが、このくず桜はちょいとレベルが違った。 サッカーの街でもある千葉・柏市。 あんこ仲間の情報で、駅からかなり離れた場所に「編集長好みのすごくいい店がありますよ」とのメール。 食べログなどで…

日曜増刊号:驚きの茶通&栗最中

路地裏の小さな隠れ名店、東京・人形町「御菓子司 東海」の驚きはさらに続く。 前回、上生菓子のレベルの高さに私のあんこハートがウルウルさせられたが、今回ご紹介したいのは生菓子ではなく、焼き菓子「茶通」と「栗最中」です。税込み250円と300円…

驚きの和菓子😍人形町路地裏の名店

驚き、と表現するほかない路地裏のいぶし銀和菓子屋さんの暖簾をくぐった。 百の言葉よりも、まずは季節の上生菓子たちをご覧いただきたい。 前職の活字メディアにいたときから、人形町は大好きな街で、夜も昼も居酒屋、料理屋、洋食屋、喫茶店、和菓子屋・…

日曜増刊号:お餅どらやき&栗どらやき

暑さで頭がおかしくなった? あんこの国のドラえもんから「追加メニュー」が来た。少々お怒りの様子(汗)。 「何か忘れていない? もちとしの名物どら焼きをもちこしてるよ」(ダジャレのつもり?) なので今週は東京・八王子「もちとし本店」の珍しい形の…

餡入り抹茶プリン😍猛暑八王子のあん息日

東京・三鷹に住んでいた頃、八王子は近くて遠い街だった。 昔の私にとってはあんこ空白地帯・・・今思うと無知の極み。 ユーミンの出身地だというのに、何というもったいないこと(汗)。 大正15年(1926年)創業「もちとし」。 甲州街道沿いに白い瀟洒…

「バタどら」激うま😎茨城のどら焼き専門店

うまいどら焼きに出会うと、笑みが出る。 茨城あんこ旅で出会ったのが、「手造りどら焼き専門店 志ち乃」(しちの)のどら焼き群。 その種類の多さと味わいに笑いの波が押し寄せてきた。 本店は土浦市だが、私が立ち寄ったのはつくば店。 外観がモダンな店構…

笹水ようかんと酒饅頭😎信州の珠玉

約2年ぶりの信州あんこ旅。 今回ご紹介したいのは松本の「御菓子処 藤むら」の二品。 上品な「酒まんじゅう」と季節限定の「笹水ようかん」です。 「酒饅頭」と漢字で書かず「酒まんじゅう」と表記していて、このひらがな表記が藤むらの立ち位置をよく表し…

絶品竹串の草だんご😎東北沢の宝石

根っからの串だんご(あんだんご)好きなので、かつて東京・築地にあった「福市だんご」(一日少量しかつくらなかった=すでに閉店)のような、全身がとろけそうな串だんごに会いたい。 日本民藝館で柳宗悦のコレクションを楽しんだ後、東北沢まで足を延ばし…

深川の誘惑😂黄味しぐれ&鹿の子

今週の日曜増刊号はとっておきの東京下町の老舗和菓子処「岡満津(おかまつ)」の二品をお送りしたい。 創業が明治38年(1905年)。門前仲町交差点そばに白地の暖簾を下げ、江戸情緒を残す小さな店構えに私のあんこセンサーがピピピと来た。 その一角…

キュートな絶品草饅頭🤩飛騨高山の虎屋

飛騨の小京都・高山市で意外な「虎屋」に出会った。 和菓子界に君臨する、あの京都⇒赤坂の「とらや(虎屋)」とは別の系譜の「虎屋老舗」。 「とらや」の大看板と「創業天保元年」の紺地の暖簾。200年近い歴史に驚かされる。 木造のいい店構え。 飛騨高山…

日曜増刊号:製餡所の金星おはぎ

製餡所が本気でつくったゆるゆるおはぎ、ヒットするか、どんな味わいか、大いに気になる。 ここ数年、あんこ製造のプロフェッショナル、歴史のある製餡所が新しいチャレンジに乗り出している。面白い動きだと思う。 東京・浅草のあんぱん専門店「あんですMAT…

超絶よもぎ餅😎郡上八幡の驚き

あんこの神様が頭上に降りてきて、岐阜方面を指さした(まさか?)。 行くっきゃない。 「水とおどりの町」郡上市に宿を取り、夕暮れ前の中心部をそぞろ歩く。街並みがいい。 木造の郡上八幡城を頂く魅力的な城下町で、名水百選第1号「宗祇水(そうぎすい)…

ぷるるん「あずきよせ」😎つくばのキラ星群

意外だが、つくば市はあんこのプチ王国、である。 と書きたくなるホットな展開になってしまった。 百聞は一見に如かず、ではなく、百聞は一味に如かず。 実際に足を運んだら、研究学園都市というイメージからは別の顔が見えた。 うれしい誤算、もたまにはあ…

元祖栗蒸しの妹分😎生「こよね」に恋した

栗羊羹と栗蒸し羊羹の元祖がほとんど隣り合わせ、というのが面白い。 成田山新勝寺の参道に明治⇒大正から暖簾を下げている、米屋(よねや)と米分(よねぶん)。 米屋については以前書いているので、今回は「栗蒸し羊羹の元祖」と言われる米分を取り上げたい…

元祖うぐいす餡と再会😎梅花亭「三笠山」

和菓子の世界で江戸時代創業の「梅花亭」(ばいかてい)は東京でも有数の老舗暖簾で、本店は東京・新川(霊岸島)にあるが、私にとっては深川不動堂参道にある深川店の方が、親しみやすい。 木造の建物がいぶし銀で、女将さんの対応(当時の)も江戸っ子気風…

無人駅の珠玉😍カラフル創作あんこ玉

表通りだけではない、裏通りや路地裏にも隠れた名人がいる。 こどもの日の増刊号に選んでみました。 今回ご紹介したいのは、私の中でもちょっと驚かされた和菓子屋さん。 JR成田線で成田から一駅。周辺は田園地帯で、無人駅・下総松崎駅(しもうさまんざきえ…