猛暑のなか、思い立ってあん古都リレー、京都から金沢へ。
・・・のつもりが、京都で生菓子・餅菓子類を食べすぎた反動か、ちょいと困った事態に陥ってしまった😥😵💫
胃袋が不甲斐ないことにSOS(トホホ)。
さらに訪問する予定だった朝生の老舗和菓子屋2店が店仕舞いしていた。餡天(あんこ天国)のはずが暗転・・・泣きたくなる(ダジャレでオチを付けてる場合ではない)。
仕方なく方向転換。2泊の予定を1泊にして、より近場の金沢駅構内をあんブラ、お茶を濁すことにした。

だが、ここは実はあんこの穴場でもある。
「あんと」と「りんと」で足が止まる。
★ゲットしたキラ星
①松葉屋
月よみ山路(栗蒸し)840円
②菓匠末広堂
薄皮饅頭(6個)780円
特製きんつば 200円
※税込み価格です。
【センターは?】
月よみ山路:竹皮包み栗蒸し羊羹の味わい
早朝7時半。金沢百番街「あんと」はまだオープニング前。
で、おみやげ処「りんと」に入ると、横綱・大の里の写真とともに「松葉屋」の栗蒸し羊羹がどすこい、と置かれていた。

いぶし銀のオーラ。よく見ると竹皮包みで、一度食べてみたかった「月よみ山路」ではないか。
江戸時代末期創業の老舗、あの松葉屋の逸品。思わぬ出会い。
🧐実食タイム
これこれ。目と鼻に竹皮包みのいい香りが来た。


冷蔵保存してから包みを解くと、小倉色の蒸し羊羹と蜜煮栗がぼこぼこと暗夜のお月様のように浮かぶお姿が見えた。

切り分けてからゆっくりといただく。

あんこが沁み込んだ生地はほどよいねっとり感があり、こしあんの風味が強め。

何よりも徳島産蜜煮栗(丸ごと)がほっこりといい歯触りで、栗とのマリアージュが口中に広がる。

甘さが控えめで名店の素朴なまろやかさ。
竹皮の自然な香りが深い感動を呼んでくるよう。
石川の松葉屋との予期せぬ出会いを感謝することにした。
【サイドは?】
うすかわまんじゅう:つぶあんと黒ゴマの薄皮饅頭
ごらんの通り見た目は小ぶりな小判型で、いい焼き目の入った表面には黒ゴマが点々。


サイズは約47ミリ×40ミリほど。厚みは約17ミリ。
もっちりとした薄皮を手で割ると中から小倉色のつぶ餡が現れた。

見るからにいいあんこ。
口に入れると、北海道産小豆のいい風味がゆるりと立ち上がってきた。

むしろねっとり感のある上質な合体。
甘さは控えめ。
塩気もほんのり感じる。
小さいので3~4個すぐに喉の奥へと消えた。
金沢には有名なきんつば屋があるが、ここのきんつばは「砂糖を使っていない」が売りで、自然な甘さが特徴的。

やや大きめの四角形で、膜のような皮から中のあんこが透けて見える。いい景色。
見た目は上クラス。
手で割ってから、じっくり味わう。

北海道産大納言小豆と寒天のバランスが絶妙で、何よりも甘さが一般のきんつばよりも拍子抜けするほど淡い。
刺激の少ない、やさしいきんつば。

砂糖の代わりに還元麦芽糖水飴を使っている。
なので濃厚なあんこ好きには少し物足りないかもしれない。
だが、そこがこのきんつばの魅力でもある。
上品で切なくなるほど儚い、これはもう一つの金沢名物かもしれない。
🧐あんヒストリー
①松葉屋 創業は嘉永5年(1867年)。現在7代目。加賀の名刹那谷寺門前にて羊羹屋を始める。竹皮包みの栗蒸し羊羹が売りだが、もともとは栗が入っていなかったそう。本店は小松市大文字町69。

②菓匠末広堂 創業が慶応3年(1867年)。能登輪島にある総持寺祖院門前の御用達の流れをくむ。薄皮饅頭のほかに最中や焼き菓子なども揃っている。伝統とチャレンジ精神が旺盛。本店は金沢市兼六元町11-2。
