2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
編集長「あん子さん、久しぶりだね。今回はキミの出身地・桐生の和菓子屋さんだから登場というわけだ」 あん子「編集長も一人じゃ寂しいでしょ。春になったので、たまには地上に出てこないとね(笑)。きょうは桐生の『舟定(ふなさだ)』なんでしょ? 知ら…
東海道五十三次・府中宿(静岡市)で出会った不思議系和菓子屋さんを書きたい。 徳川家康で盛り上がる駿府城の北、大岩地区で大きな日除けのれんが印象的な、レトロな見世蔵のような店構えが見えた。足が止まる。日除けのれんには「大国屋」(だいこくや)の…
久しぶりに東海道あんこ旅に出た。 静岡で一泊、ここで出会った餡ビリーバブルな二品を今回は取り上げたい。 凄すぎて、私的にはあんこのビッグバンに立ち会ったような気分。 食べながら笑いが止まらなかった(いい意味です)。 「元祖きんつば あきず屋」の…
あったかいお汁粉(おしるこ)を自宅で楽しむ、というのはこの季節の最高の贅沢かもしれない。 と書きながら、お汁粉は甘味処で食べるのがやっぱり一番ですよ、という声が聞こえてくる。 その通りだとは思うが、赤坂とらやで3種類のお汁粉(小倉汁粉、白小…
新聞社にいたころ、日本橋周辺はずいぶん歩いたつもりだが、「御菓子司 ときわ木」には気づかなかった(何という失態)。 今思うと、和菓子文化が花開いた江戸時代、この一帯は和菓子屋の中心地で、鈴木越後や紅谷志津摩といった当時の名店が暖簾を下げてい…