2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
あんこ旅越後編で「黒い金星」と出会った。 まずは見ていただきたい。 表面をびっしりと覆っているのは黒ごまで、香ばしさをより出すために炒っていると聞いて、驚きは広がったが、創業当時(明治23年=1890年)からの作り方をほとんどそのまま引き継…
約4年ぶりに餅菓子の黄金ロード新潟へ。あんこ旅「越後」編とシャレてみたい。 トップバッターは、今回の旅の中でも最も驚かされた朝ナマの餅菓子店「さわ山」の「大ふく」(大福餅)を取り上げたい。 新潟には大福類や笹だんごなど餅菓子の美味い店は多いが…
桜のシーズン。あんこワールドでは「桜餅」の季節ということになる。 なので、今回は久しぶりに桜餅の元祖、東京・向島「山本や」の長命寺桜もちを味わいながら、大好きな「せんべろ」地区(立石)に足を延ばし、地元で愛される「和菓子 ひらた」の桜餅・草…
あんこ旅の醍醐味の一つは予想を超える店と出会えた時。 店名の「餅屋」という、シンプルの極みみたいな和菓子屋さんに惹かれて、宇都宮まで足を延ばした。 ハズレてもともと、期待半分で宇都宮駅からかなり離れた場所までクルマを走らせた。 あれっ、看板が…
東京・三田に暖簾を下げる「秋色庵大坂家」(しゅうしきあんおおさかや)は元禄時代創業という長い歴史を背景に、日本の和菓子界に渋い光を放っている。 ルーツは店名でおわかりのように土偏の「大坂」(大阪ではない)で、秋色最中(三色最中)が看板商品の…
「旅する和菓子」編で今回取り上げたいのは金沢の老舗「清香室町」(せいかむろまち)のチャレンジングな、かわいいネオ和菓子たちです。 先月、新宿高島屋で開催されたイベントで「かわいらしすぎて(小さい)」ついスルーしちゃいました。失態。目利き落第…
寒風と春の予感のなか、東京スカイツリーを仰ぎ見ながら、向島の甘味処を目指す。 口開け(午前11時)と同時に、あんこ好きの間で、製法のこだわりも含めて「最高級のあんみつ」の一つとも称される「深緑堂」(しんりょくどう)が今回「日曜増刊号」のター…