2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
古都にはいい餅菓子屋さんが多い。 京都を筆頭に奈良、金沢、博多、仙台・・・ときて、ハタと思い至った。 いざ鎌倉、である。 その一つが鶴岡八幡宮の近くに暖簾を下げる、「旭日屋本店」だと思う。 ここの豆大福の形が面白い。手巻き豆大福で、京都「出町ふた…
栗饅頭(くりまんじゅう)は正直、苦手だった。 どこにでもあり、その食感に大差はないと思っていた。 あんこ好きとしては番外に位置する和菓子。 だが、出版社の敏腕編集者が「虎ノ門岡埜栄泉(とらのもんおかのえいせん)」の栗饅頭を食べたら、「めっちゃ…
東京三大どら焼き、と称されているのが、 上野うさぎや(日本橋うさぎや)、浅草亀十、東十条草月である。 個人的には、これは違うと思う。 うさぎや、亀十はいいとして、もう一つは人形町清寿軒では?と小さく声を上げたくなる。 と言いつつ、私は東十条草…
「おはぎ」と「ぼた餅」。 あんこ好きにとって、この三文字は格別なものがある。 漢字で書くと、お萩餅と牡丹餅。 秋に食べるか、春に食べるかの違いでしかないが、つぶしあんに包まれたお姿を想像するだけで、オーバーではなくよだれが出かかる(失礼)。 …
これほど面白い羊羹(ようかん)はそうはない、と思う。 玉羊羹(たまようかん)、である。 ゴムの容器に詰められ、輪ゴムでぎゅっと縛られた、球状の羊羹。ピンポン玉より一回りほど小さい。 ツマヨウジ(敬意を表して日本橋「さるや」のもの)でチョコンと…