週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

伊勢本店で食べた赤福餅

「赤福餅」には複雑な思いがある。 大好きだっただけに、愛憎半ばするのだ。 手ごろな価格で、あんなに美味いあんころ餅はあんまりなかった。今でもそう思う。出張の多いカメラマンが関西に行くたびに手土産で買ってきてくれた。 折詰の蓋を取った瞬間のとき…

千住宿の絶妙串だんご

かつて旧日光街道、日本橋から数えて最初の宿場町だった北千住。 ここに東京でも有数の串だんご屋がある。 ひそかに東京一ではないか、と思っている。築地の茂助ダンゴよりも好み。 こう書くと、そりゃオーバーだよ、という声が聞こえてきそうだが、最初に食…

「一幸庵カフェ」のあんこ

究極のあんこ、というものは永遠の謎かけだと思う。 とはいえ、それに近いものはきっとある。 「一幸庵」のあんこは多分、その一つだと思う。 東京・小石川にある和菓子の名店。老舗とはいえないが、当主は知る人ぞ知る和菓子職人で、こだわり抜いた生菓子な…

安倍川もち元祖のあんこ

元祖安倍川もちを食べに静岡まで行った。 JR静岡駅で降り、そこからバス。安倍川沿いにその店はあった。 そこだけ江戸時代。東海道五十三次の世界。弥次喜多がぬっと出てきそうな気配。 「元祖安倍川もち 石部屋(せきべや)」と染め抜かれた茶色の暖簾が下…

和スイーツの神様「澤屋あわ餅」

和スイーツ界の頂点に位置するのが京都であることに異論はない。 いい店が多すぎる。 今回ご紹介するのは、北野天満宮前の「粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや)」。 創業は江戸時代前期の天和2年(1682年)だが、もっと以前から粟餅は北野名物だった…

はじめまして。「週刊あんこ」編集長です。

あ、忘れていました。はじめまして。 「週刊あんこ」の初代編集長・さとう祐介です(笑)。 簡単にこのブログ開設の動機とプロフィールを書きたいと思います。 子どものころから、甘いものが大好きで、とくにあんこ生菓子が好きでした。 仕事はコピーライター…

人形町「清寿軒」のどら焼き

東京・人形町の「清寿軒」のどら焼きを初めて食べたときのこと。 粒あんのあんこの量と皮の焦げかかったハチミツの匂い。 その手触り感に驚いた。 こんなどら焼きってあり? うさぎやの洗練とも違う。亀十の野暮とも違う。 あえて言うと、野暮の洗練ってとこ…