週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8代続く奇跡の「本煉り羊羹」

百の言葉より、まずはこのお姿を見てほしい。 江戸時代からタイムスリップして抜け出てきたような本煉り羊羹(ほんねりようかん)。 渋い竹皮に包まれ、それを取ると、表面が白く糖化した羊羹が現れた。 表面のひびが手づくりの重みと歴史を周囲に放射してい…

洋菓子系?「冷たいどら焼き」

へえー、という不思議系どら焼きに出会った。 東京・住吉にある「菓子工房 福どら」でのこと。 ここは知る人ぞ知るどら焼き中心の和菓子屋さんで、あん友から仕入れた情報。 その一つがフランス産チーズとあんこを合体させた「ちーずくりーむ」と「生どら」…

猛暑に葛桜と水饅頭

こう暑い日が続くと、冷たい生菓子を食べたくなる。 私の中では葛桜(くずざくら)が最上位右手に位置する。 半透明のぷるるん感と中に透けて見えるこしあん。 桜の葉のきれいな緑が、みずみずしい世界を深めている。 上質のものはもはやアートだと思う。 仕…

職人芸「冷しみかん大福」

先週書いたパイナップル大福を見た友人が、笑いながら「みかん大福」の存在を教えてくれた。 しかも飛び切りの「冷しみかん大福」。 それがこれ。 いちご大福の大ヒットがフルーツ大福続々誕生の背景にあるが、それにしてもこの流れは和菓子界におけるコペル…

夏限定、爆発的「フルーツ大福」

昭和の終わりに「いちご大福」が登場して以来、大福の概念が変わったと思う。 これは和菓子の歴史上、すごいことだと思う。 大福といちごが合体するなんて。 和菓子界におけるコペルニクス的転回・・・ちょっとオーバーかもしれないが、デビュー後たった30…