週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

どら焼き&最中の春予感😎水戸「釜人 鉢の木」

 

うっかりしてしまった(冷や汗3滴)。

 

茨城あんこ旅で出会ったいぶし銀の和菓子屋さんの掲載時期を間違えてしまった。

 

先月12月中に発信予定が、予期せぬオファーや出来事が重なり、気が付いたら2月も半ば過ぎてしまった。何という失態。

 

気を取り直してスタート。

水戸のメーンストリートに地味系にすっくと建つ、細長い蔵造りの店構え。渋い。

「釜人 鉢の木」の屋号がただ者ではない雰囲気。

 

★ゲットしたキラ星

 純玉子種どら焼き230円

 最中「梅吹雪」2種類

  こしあん 220円

  くりあん 220円

  栗むし羊羹1100円

   ※季節限定品。すべて税込み価格です。

 

【センターは?】

純玉子種どら焼き:ひと味違うあんこと生地

このどら焼きを今回のセンターにすることにした。

 

品数はそう多くはないが、一見してすべてに店主のこだわりと技術を感じる。

 

純玉子種の珍しい表記にあんココロをくすぐられた。

きれいな手焼き色で、大きさは左右約86ミリ。重さは76グラム(包装込み)ほど。大きめのサイズ。

手に持つと、しっとり感が伝わって来た。ほのかに卵のいい香り。

 

🧐実食タイム

ややもすると手にくっつくほどの、生どら焼きに近い感触。

手で割ると、中は大納言小豆(たぶん北海道産)の柔らかく煮詰められたつぶあんで、量もボリューミー

口に運ぶと、ふっくらとしたどら皮から卵と蜂蜜のいい香りがふわりと来た。

 

「純玉子種」の意味がなるほどと実感できる味わい。

中のあんこがとてもいい舌ざわり

 

時間をじっくりとかけて煮詰めたことがわかる、上質なつぶあんで、テカリも十分に放射している。

ほどよい甘さ。

 

小豆のいい風味がふわふわと押し寄せてくる。

 

食べながら唾液がどんどん出てくる感覚。

 

コーヒーを飲みながら、これは上質などら焼きだとほっこり気分になった。

 

【サイドは?】

梅吹雪最中:しっかりした種とあんこの掛け算

形が梅の花びら状で、春を待つ気分になる。

まずは見た目が淡い茶色のこしあん最中から。

種(皮)のしっかり度が秀逸。崩れが全くない。

 

すべすべしていて、いい手触り感。

こしあんはなめらかで上質、ここの店主がかなりの腕だとわかる。

サクッとしたアタックが香ばしさと合体して、やや甘めのこしあんの美味さを見事に引き立てている。

 

続いてりあん最中

種は白く、やはりこちらも手触り感が秀逸。

 

りあん角度によっては金色に輝くようで、おだやかな甘さ。

ほどよいねっとり感。

 

パリッとしていて、サクサク感がやさしい。

口の中で広がる北海道産手亡豆(インゲン豆)の風味が掛け算的に広がってくる。

 

りあんだが、春の予感を感じる。

 

👟あんヒストリー

創業は昭和31年(1956年)。現在2代目。初代が東京・阿佐ヶ谷の老舗「鉢の木」で修業し、暖簾分けの形で出身地の水戸で開業している。あんこへのこだわりは製法も含めて並々ならぬものがある。強火で炊き⇒煮詰めていく作業も長時間かけているようだ。砂糖は白ザラメを使用、濃厚というよりすっきりとしたあんこに仕上げている。

 

新栗むし羊羹:スリムな長方形の絶妙な味わい

笠間産新栗を使った栗むし羊羹で、本体は見事な小倉色。

 

栗がボコボコと入っていて、見るからにそそられる。

こしあんの融け込み方、もっちり感、栗の素晴らしい風味が合体して、口の中で広がってくる。

余韻の長さもこの栗むし羊羹が名店のものに劣らない、極上の味わいだと思う。

 

いい店との出会いに心がほっこり。

 

「釜人鉢の木」

所在地 茨城・水戸市南町3-6-28