2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
あけましておめでとうございます。 令和7年、乙巳(きのとみ)。変化しながら柔軟に発展する、という意味があるそうですが、そうなることを祈念したいと思います。 などと固めのご挨拶から。 〈餡プローチ(アプローチのつもり)〉 本年の第一回は、蛇では…
今日が令和6年(2024年)最終号となります。あー疲れた(笑)。 今年も飽きもせずにときどき故障する「あんこセンサー」を駆使、歩いて、探して、食べまくったが、最終号は甲辰のトリを飾るにふさわしい朝ナマの和菓子屋さんをご紹介したいと思います。…
関西あんこ旅の目的の一つが大阪「出入橋きんつば屋」(でいりばしきんつばや)本店。 約4年前のこと。コロナで緊急事態宣言が出かかったころ、私は大阪で和菓子屋巡りの真っ最中だった。今思うと紙一重のあんこ旅だったと思う。 本店には行けずに北浜店で…
東京・人形町「清寿軒」(せいじゅけん)といえば、江戸時代末期から続くどら焼きの老舗として泣く子も黙るいぶし銀の名店。 現在7代目。暖簾を広げない、和菓子屋としての姿勢が素晴らしい。 私にとっては日本橋「うさぎや」に並ぶ「どら焼き殿堂入り」の…
かつて「西の西陣、東の桐生」と謳われた織物の町・桐生市は実は「和菓子の町」でもある。 今では過日の賑わいはないが、歩くと風情のある老舗の暖簾があちこちに下がっている。 歴史と文化のある所にいい和菓子屋が隠れている。それを探す楽しみ。 今回ご紹…
すっかり師走だが、先月、つまり晩秋に東京・神保町の「御菓子処 さゝま」の紺地の渋い長暖簾をくぐった。 長暖簾には「御くわし屋」とこだわりを感じさせるくずし文字で表記されている。 ここは知る人ぞ知る都内でも有数の上生菓子屋さん。 季節ごとの生菓…