週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

2022-01-01から1年間の記事一覧

あの新宿「時屋」の「冷やししるこ」

第1ラウンド 新宿「時屋(ときや)」といえば、ドラえもんを生んだ藤子不二雄が愛したどら焼き屋兼甘味喫茶。 どら焼き好きにとっては避けては通れない場所でもある。 あまりに暑かったので、久しぶりにここでオアシスすることにした。 小豆色の日除けのれ…

大谷とあんこタイム🤩岩谷堂羊羹を味わう

本日は大谷翔平スペシャル版、と行きたい。 きのうは2度目のオールスター出場で、カーショーから初ヒットを放ち、1塁でけん制球に刺されるなど、スーパースターを超えるメガスター(アストロズ・ベイカー監督談)として、ひときわ輝いていた。 その大谷翔平…

木曽路の絶品😂「元祖そば饅頭」

今回はあんこ旅の中で出会った木曽路の「そば饅頭」の美味さについて、書きたい。 そば饅頭と言うと、京都の「本家尾張屋」や「かわみち屋」が有名だが、それらは焼き菓子で、個人的には「へえー」という美味さだったが、中山道あんこ旅の途中で立ち寄った「…

炎天消えた「奇跡のクリームあんみつ」

犬も歩けば、極上クリームあんみつに当たる? 炎天下、中央線・高円寺駅前を散策中、そこだけぽっかりとセピア色の甘味処を見つけた。 まさか? 令和4年夏から昭和へタイムスリップ? 「甘味の店 あづま」のあまりにレトロな店構えに、あんこハートがときめ…

湯島で「氷あずき+小倉アイス」

猛暑とコロナ増で「うっとーしー!」日々が続く。 こういう時は大好きな甘味処でかき氷、と涼みたい。 久しぶりに東京・湯島の甘味処「みつばち」の暖簾をくぐる。奥が喫茶室。 創業が明治42年(1909年)の老舗甘味処。 いつもなら「小倉鹿の子」に目…

近江町市場のワオ🤩「おはぎ&豆大福」

あんこ王国の一角、金沢は京都と似ていて、上菓子屋と生菓子屋(まんじゅう&餅菓子など)が混在している。 金沢和菓子文化を作った戦国武将・前田利家は茶人としても知られ、京都の街造りをした豊臣秀吉と競うように(ある種ライバル関係でもあったようだ)…

あんこの衝撃🤩戸水屋「まきだんご」

金沢あんこ旅で出会った和菓子の中で、もっとも驚かされたのが、寺町にある「戸水屋(とみずや)」の「まきだんご」です。 まきだんごって何だ? 何はともあれ、写真を見ていただきたい。 素朴なつぶしあんがびっしり! 見た目は大きなおはぎだが、中身が柔…

金沢の朝ナマ😍くず餅&五色生菓子

久しぶりの金沢あんこ旅。 3日間滞在して、足が棒になるほど歩き回ったが、さすが京都の次に位置するあんこのメッカ。 上菓子屋さんから饅頭屋さんまで、京都とよく似た奥の深さとタイムスリップ感を感じて、私のあんこセンサーはピコピコ鳴り通しでした。…

虎屋で見つけた😁よもぎ「きなこ餅」

虎屋本店、と書くと、多分ほとんどの人があの「赤坂とらや」(京都にルーツ)を思い浮かべると思う。 だが、上州群馬では藤岡市の中心街にある「虎屋本店」だと思う(少なくとも藤岡周辺では)。 何を隠そう、私もひょっとして赤坂虎屋と何らかの関係がある…

会津の上菓子😋よもぎ餅と小法師

【今週のセンター】 季節限定よもぎの「葵餅(あおいもち)」 東北の城下町・会津若松の老舗和菓子店「上菓子司 會津葵(あいづあおい)」で見つけたのがよもぎの「葵餅(あおいもち)」。 よもぎの季節限定なので、新緑の季節に会津のあんこ旅を決行したの…

「儀平うすかわ饅頭」あんこの衝撃

東京FM(全国ネット)のホラン千秋さんの番組にゲスト出演(2回放送)したことで、この週刊あんこのアクセス数も爆上がりした(びっくりしてます)。 「一過性の甘い現象だよ」(辛口の友人)と自戒してますが、地味~なあんこ菓子の世界にキラキラした光が…

ラジオの反応と丸角きんつば対決

東京FM系(全国ネット)でホラン千秋さんの番組に呼ばれ、先日その一回目(5月15日)がラジオとラジコから流れたが、友人知人、週刊あんこの読者の方などからビックリするほどの反応があったので、ちょっとだけご紹介したい。 「ホランさんの魅力の前で、さ…

週刊あんこ、東京FMにゲスト出演

今週は特別編です。私にとってはビックリのあんこニュースをお届けしたいと思います。 GW前のこと。東京FMの敏腕ディレクターから連絡が入り、「ホラン千秋さんの番組にあんこ菓子特派員としてゲスト出演してほしい」という、私にとってはあんビリーバブルな…

無人駅で「あんタイム」、百年以上続く笹子餅

新緑の5月。よもぎ餅の美味しい季節だが、JR中央本線笹子駅で途中下車した。目的は「みどりや」の笹子餅! もともとは甲州街道の難所笹子峠の力餅だが、鉄道開通と同時に笹子駅で販売を開始、駅弁とともに中央線の名物あんこ餅となっている。 「みどりや」…

道明寺×つぶあん+ほおば(朴葉)の魔力

柏餅のおいしい季節だが、中津川の老舗「すや本店」でたまたま見つけたのが「朴葉巻き(ほおばまき)」。 別の和菓子をゲットするつもりが、あまりに見事なシックな店構えに気後れしたが、一歩足を踏み入れると、やや暗めの店内で、その一角が渋いオーラを…

「週刊あんこの別冊」が出ました

ちょっとおもはゆい臨時ニュースをお知らせいたします。 楽天市場の沼サイト「ソレドコ」で不肖私めが選んだ「全国47都道府県あんこ菓子」(お取り寄せ)がアップされました。 新着記事をクリックしていただければアクセスできると思います。 srdk.rakuten…

「バナナ大福」あんこにしびれる

食べる前はフルーツ大福の際物かと思ったが、食べたらあまりの美味さに「ほお~」が連続して出かかったのが、ローカルの和菓子屋さんで出会った「バナナ大福」。 餅粉がたっぷりかかった搗(つ)きたての餅、あまりにふくよかなつぶあん、それに完熟バナナ…

百年一筋、中津川宿のビックリ酒饅頭

あんこ旅には思わぬ出会いがある。 私的に表現すると、あんビリーバブルな出会い。 栗の町・中津川(旧中山道中津川宿)を栗菓子の老舗を目指して歩いていたら、雰囲気のいい建物が見えた。 私のあんこセンサーがピピピと反応した。 それが「恵那饅頭(えな…

京都から「旬の草餅」お取り寄せ

よもぎの美味しいシーズンに草餅(よもぎ餅)を食べる。 これって、簡単そうで意外に簡単ではない。 どうしてかっつーと、冷凍技術の発達で、新鮮なよもぎが一年中楽しめるようになっているから。 なので、よもぎの旬、つまり春先でなくても和菓子屋の店頭に…

松本城下の感動「田舎しるこ」

おしることぜんざい。 関東と関西では言い方が違うが、中山道あんこ旅の途中で草鞋を脱いだ信州・松本でワンダーなおしるこに遭遇した。 昼めし抜きで足が棒になるほど歩き回って、国宝・松本城にも登り、天守閣から松本城下を眺め、戦国⇒江戸⇒明治⇒大正⇒昭…

消えた「伝説の酒饅頭」を追う

編集長「今日は伝説と言われた前橋の酒饅頭を取り上げたいな」 あん子「片原饅頭(かたはらまんじゅう)でしょう? 編集長がずっと追ってたのよね。東京・荻窪にある『高橋の酒まんじゅう』とよく似た、平べったい酒饅頭ですよね」 編集長「そう。1996年…

山形ずんだ😋だだ茶豆のじんだん餅

これまで何度かずんだ餅の美味さを書いてきたが、今回冷凍便でお取り寄せした山形のずんだ餅・・・いや「じんだん餅」について少し書きたい。 枝豆を搗(つ)いたりすり潰したりして作ったずんだ餅の本場は宮城、それも仙台が中心と思っていたが、修正が必…

「名物たい焼きvsあんぱん」冷凍対決

コロナ禍で遠出がしづらくなり、反比例するように、お取り寄せにハマっているが、マジ意外な発見が多い。思ったよりもお取り寄せに応じている店が多いことがわかっただけでも、ここ2年ほどの収穫だと思う。 もちろんお取り寄せできない、とてもいい仕事をし…

日光vs福井「水ようかん」対決

水ようかんの美味しい季節は夏か冬か。 と、限定して考えるのもはや間違っている、と思う。 私の答えは「昔はいざ知らず、現在は一年中おいしい」。 で、本日のテーマは水ようかんの双璧、日光と福井を4ラウンドVS形式でレポートしてみよう。 まず前提とし…

こしあん極楽地区の「パンだんご」

パンダとあんこ好きにはたまらない、超レアな串だんごを見つけてしまった。 その名も「パンだんご」。写真を見ていただきたい。笑える。愛らしい。だけど、食べてみたら、これがとても美味い。中身もクールだった。 千葉から茨城にかけてあんこ行脚中に常総…

まさかの「ずんだ餅3種」お取り寄せ

オミクロンと北京五輪などで自宅にこもる時間が増えた。 夢は枯れ野・・・じゃなかった、あんこを駆け巡る(笑)。 こういう時はお取り寄せに限る。選択はいくつかあるが、最初に浮かんだずんだ餅を取り寄せることにした。 私がこれまで最も感動したずんだは…

巨大栗どら焼きvsいちご大福

どら焼きのジャンボサイズは珍しくないが、旧中山道・鴻巣宿で出会った栗どら焼きは想像をはるかに超えていた。ドラえもんもびっくり、と言いたくなる。 まずはご覧いただきたい。 サイズが長さ約180ミリ、幅120ミリ、厚みは42ミリ。川というよりは…

老舗菓匠のG級「あんドーナツ」

あんこ好きにとって埼玉・浦和は「くすぐられるGスポット」かもしれない(この場合のGはグレイトのGです)。 何せ明治8年創業「ときわだんご」がいぶし銀の光を発し、そのすぐ近くには「菓匠 花見本店」(大正元年創業)がはんなり光線を放射している。 京…

和洋の傑作「フルーツあんみつ大福」

フルーツ大福は新しいトレンドだが、これは・・・と思わず唸ってしまったのが「フルーツあんみつ大福」。 百聞は一見に如かず。まずはその断面を見ていただきたい。 どないどす?(なぜか京都弁で言いたくなる) 茨城・筑西市の老舗和洋菓子屋さんの独創的な…

「とらや小形羊羹×スコッチ」試してみた

あ~やだ、オミクロンの大寒入り。今年は寅年ということをすっかり忘れていた。 なので、「ガオー」と虎のひと吠え、気持ちだけでも元気を出したい。 ちょっと出費がかさんでしまったが、寅年にちなんで、今回はスペシャルバージョンで行こうと思う。 虎屋の…