👟アプローチ
日本人の好きなフレーズ「三大○○○」。あっ、御三家もそうでした。
どら焼きにも「東京三大どら焼き」。
上野うさぎや、浅草・亀十、東十条・草月。
この3軒のどら焼きは大好きなので、メディアが定番のように取り上げるこの言葉に異論などない、と言いながら。
ひと言だけ。
どら焼きの隠れた名店、逸品は私の実感ではこの3軒以外にもキラリギラリと存在する(基準が難しいですが)。
で、本題に入りたい。

東京三大どら焼きの中で入手にもっとも時間がかかるのが浅草・亀十ではないか。
浅草本店(雷門)に行くと、行列がすごい。
1時間待ちは覚悟しなければならない。
なので、美味いと思いながらもつい足が遠のく。
ところが、たまたま日本橋に用事があり、時間調整で三越本店B1「菓遊庵」を覗いたら、出ているではないか、「亀十」どら焼き(黒と白)が。

し、しらなかった。恥ずかしい(言い訳がましいが、基本的に本店に行くのが私のスタイルなので)。
午前10時、オープンしたばかり。スタッフが丁寧に並べ始めていた。ゲット、ラッキー😍😵💫
私のスタイルなどとカッコつけている場合ではない。すぐにゲットした。
★黒(つぶあん) 431円
☆白(白あん) 431円
※税込み価格です。
🧐実食①黒(つぶあん)
賞味期限は基本的に「製造日から3日間」なので、用事を終えたその翌日に実食に入った。

どら焼きは焼きたても美味しいが、一日寝かしたほうが私的にはう・ま・いと思う。
大きさは直径110~100ミリで、デカい。独特の、大親分のような存在感。重さを量ったら125グラム。

焼き具合がまだら状で、手焼き感がすごい。

この「ブスかわ」度がたまらない。
どら皮の、表現のしようのないフカフカした柔らかい歯触りが相変わらず素晴らしい。
卵黄のいい香りが奥の方に確かに潜んでいる。
亀十どら焼きの魅力の半分以上はこのどら皮にあると思う。
あんこは十勝産小豆(大納言?)をじっくりと煮詰めた、やや甘めの、熟練のワザを感じさせるいいつぶあん。ボリュームも申し分ない。その吹き上がり。


この合体が1+1=3になっていて、食べながら、どんどん惹かれていくのがわかる。
舌代はそう安くはないが、クセになる美味さで、リピーターが多いのもよくわかる。
🧐実食②白(白あん)
今回久しぶりに味わったが、白の美味さに心まで蕩かされてしまった。

黒よりも白に傾斜しました(たまたまかもしれませんが)。
北海道産手亡(白いんげん豆)を皮まで柔らかく絶妙に煮詰めていて、そのいい風味の広がりに「亀十、やっぱりすごい」とため息まで出かかった(ホントです)。


サイズは黒と同じだが、重さがたまたまなのか122グラムでほんの少し軽め。

食べながら唾液がどんどん出てくる感じ。
うめえー、が幸せホルモンとともにしばらく脳内を行ったり来たりするのだった。
〈取材メモ〉
▼今回はたまたま偶然だったが、「菓遊庵」は和菓子好きには便利な場所▼現地まで行かなくても全国の選りすぐりの名店を楽しめる▼「亀十のどら焼き」は原則として毎週木曜日▼午前10時開店と同時に10分ほどで売り切れることも多いそう▼なので今回の私は偶然だったが、運がよかった?

👟つい蛇足 関東で私が気になっているどら焼きの隠れた名店の一軒が「宝集屋」(つくば市)。現在休業中のようで、どうなっているか不明だが、ここの生どら焼きの美味さはコスパも含めて驚きのレベル。たまたま数年前に一度取材したが、「店の写真は撮らないでください」と切にお願いされたので、アップしなかった。塩の使い方が素晴らしく、あんこの美味さが「超えて」いた。中央ではほとんど知られていないが、スーパー凄腕はローカルにも隠れている。