猛暑にやられて、東京・門前仲町にフワリのつもりが、ドタリと着地(汗)。
ここはかつて私が禄を食んでいたエンターテインメントメディアがあるエリア。いい和菓子屋のエリアでもある。

「辞めた会社には近づくな」
カリスマOBの川北義則さん(出版プロデューサー)が私に言い残した金言で、数々のミリオンセラーや著書を世に送り出しているお方なので、言葉に毒と重みがある。私にとっては数少ない師匠でもある(つい脱線、個人的な話ですが)。
だが、今回は抑えきれないあん欲に押し切られて、深川不動尊前の「伊勢屋」で足を止めた。

西の赤福に負けない、この店の名物「深川もち」や朝ナマの大福類などがいいオーラを放っていて、「おいオメ~、素通りはないだろ?」とささやいた(気のせい?)
パブロフの犬状態?
★ゲットしたキラ星
深川もち(12ケ入り)1000円
豆大福 200円
塩大福 200円
おはぎ(こしあん)190円
おはぎ(つぶあん)190円
※すべて税込み価格です

【センターは?】

個人的には深川もちの美味さは伊勢の赤福に負けない味わい。
北海道産小豆×白ザラメでじっくりと炊いたあんこ(こしあん)の粒子を感じる味わいが柔らかな求肥餅との合体をワンランク上まで引き上げていると思う。

包みを解き、薄い経木をめくると、きれいなあずき色の深川もちが整列して私を出迎えてくれる(そんな気分。知るか!)・・・たまらない瞬間。
あっという間に3個、4個と胃袋へと滑り落ちいていく。か・い・か・ん(笑)。



甘すぎない、粋なあんこの求心力。
東京の下町の心意気まで感じさせてくれる。
余韻がしばらく治まらない・・・などとグタグタと書いているが、「うめ~」のひと言で十分かもしれない。
【サイドは?】
豆大福:すぐに固くなる杵つき餅×こしあんの鮮度

朝ナマなので、早めに食べたい。
サイズは約60ミリ×60ミリ。デカめ。重さは81グラムもある。

赤えんどう豆はほどよい量で、もう少しあった方が私の好みだが、餅の柔らかさとこしあんのみずみずしさが素晴らしいので、手で持った瞬間、たっぷりの餅粉とともに私のあんココロにぐさりと来た。


こしあんのしっとりとした舌触りがとてもいい。
北海道産小豆のいい香りが立ってくる。
赤えんどう豆の歯触りも悪くない。
バランスのいい絶妙な豆大福。
塩大福:塩気強めのつぶあんの収縮力

ゲットしたのは正午だったが、実食タイムの夜には固くなりつつあった。
朝ナマの王道でもある。
こちらはつぶあん。
口に入れた瞬間、塩気がぐわんと来た。その広がり。

今年は特に酷暑なので、この塩気の強さは心強い。
塩餡の美味さが予想以上で、どこかの塩大福のようなパサパサ感がない。
これも「うめ~」のひと言が漏れる。
●あんヒストリー
「深川伊勢屋」の創業は明治40年(1907年)。現在4代目。甘味処を併設していて食事も楽しめる。生菓子や餅菓子中心だが、チョコレート風味や抹茶風味、イチゴ風味なども人気となっている。お赤飯、いなり、のり巻きなど昔からの定番もファンが多い。


大福同様おはぎもデカめ。
こしあん(下の写真㊨)は明るめ。
北海道産小豆×白ザラメ。

底までしっかり付いていて、なめらかでいい味わい。
甘さはつぶあんほど濃くはない。
なめらかないいこしあんで、やや固めの半殺しもち米との相性も悪くない。
今回はこしあんのほうに気持ちが傾いたが、素朴な重量感を求めるなら、つぶあん(写真㊧)をお勧め。
こしあんを取るかつぶあんを取るか、日によって好みが変わるかもしれない。
なので、じっくりと食べ比べをしてみるのもいいかもしれない。
「深川伊勢屋」
所在地 東京・江東区富岡1-8-12
