週刊あんこ

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大谷翔平的「あんバター」

 

パン屋×あんこ=あんパン

 

明治7年(1874年)あんパンが誕生して以降、この長らく君臨してきた数式にバターが加わってきている。名付けてあんバター。これがめっちゃ美味い。

 

パン屋×あんこ×バター=あんバターコッペ

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岩手・盛岡のコッペパン専門店「福田パン」やあんパンの元祖「銀座木村屋」が有名だが、今やどこのパン屋にも並んでいると言っても過言ではない。

 

二刀流の星、あんパン界の大谷翔平クン、と言えなくもない。

 

このあんバターの隠れた名店を見つけた。

 

今や埼玉でも有数のパン屋になった「cimai(シマイ)」でのこと。

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ここは天然酵母パンとイースト発酵パンを姉と妹がそれぞれ担当し、そのオーガニックにこだわった丁寧な作り方と焼き上がりの美味さで、一躍首都圏でも知られるパン屋となった。

 

2008年(平成20年)創業だから、まだ10年も経っていない。

 

ここの天然酵母パンとあんパンが好きで、折に触れてわざわざ買いに行くが、久しぶりに足を運んだら、「あんバター」(コッペパン 税込み210円)が置いてあった。

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焼き上がったばかりのコッペに店のスタッフがつぶあんとバターを挟んでくれる。以前はなかったもの。

 

これがあんパンを超える美味さだった。

 

イースト菌発酵のコッペは福田パンほど太ってはいないが、香り立つような自然な小麦の風味が一ランクほど高く、独特のもっちり感がとてもいい。

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バターはホイップではなく、冷たいまま薄切りしたもの。その上に自家製のつぶあんがたっぷりと盛られていた。

 

あんこまで自家製というパン屋はそう多くはない。

 

冷たいバターの風味とつぶあんの美味さが「絶妙」という言葉を使うに値している。

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つぶあんは甘さが控えめで、北海道十勝産小豆の風味が素晴らしい。つぶつぶ感を残しながらふっくらと炊かれている。砂糖は多分グラニュー糖。

 

このあんこだけでもそのこだわりぶりが徹底している、と思う。

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コッペの美味さがそれを大地のように包んでいる。ほんのりと漂う塩気も悪くない。

 

初めて大谷翔平を見たときのような、ときめきを感じた。つまり、想像を超える世界。210円は安くはないが、これはもう降参するしかない。

 

あんこの世界にも新しいスターが生まれているのは確かのようだ。

 

所在地 埼玉・幸手市大字幸手2058-12

最寄駅 東武日光線幸手駅

 

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