週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

谷中「カヤバ珈琲」のあんみつ

 

喫茶店であんみつ、は邪道かもしれない。

 

東京・谷中の老舗喫茶店「カヤバ珈琲」で、つい好奇心から「あんみつ」を賞味することにした。

 

というのも歴史的建造物となった建物の入り口に「あんみつ」の文字を発見したからだ。目立つ黄色地の看板にその4文字が地味~に沈んでいた。

f:id:yskanuma:20180517203300j:plain

 

これまで何度も通ったはずなのに気付かなかった。

 

ここではいつも定番のコーヒーか、たまに玉子サンド。

 

あんみつ、は頭の中になかった。

 

バニラアイスも乗っているので、正確には「クリームあんみつ」(税込み 700円)。薄茶付き。

f:id:yskanuma:20180517203444j:plain

 

期待は裏切られるためにある・・・思った通りのあんみつだった。

 

あんこはきれいなつぶあんで、ボリュームはほどほど。いい小豆の風味で甘さもほどよい。だが、これは自家製ではないな、と思った。

f:id:yskanuma:20180517203520j:plain

 

店の人に聞いてみたら「はい、あんこ屋さんから買ってます」と明るく答える。

 

多分、北海道産えりも小豆で、砂糖は上白糖だろう。

 

バニラアイスも寒天もほとんど専門店から仕入れているようだ。

 

寒天のシャキシャキ感。バニラアイスの美味さ。さくらんぼの愛らしさ。黒蜜の濃厚。

 

80点の切り張り。普通に食べても普通にうまい。

 

こういう老舗もありだとは思うが、職人好きとしてはちと寂しい。

f:id:yskanuma:20180517204246j:plain

 

あんみつだけの個人的な評価。人形町の甘味処「初音」のあんみつが横綱なら、小結か前頭筆頭くらいだと思う。

 

それでも創業当時(昭和13年)のままというブラウンの皮張り椅子、煉瓦など古き良きものを生かした店内の雰囲気が素晴らしい。

f:id:yskanuma:20180517204449j:plain

 

雰囲気込みで、谷中の老舗喫茶店であんみつ、というのも悪くはない。

 

店は平成18年に後継者が亡くなったために閉店している。

 

それを惜しむ人たちが復活プロジェクトを作り、3年後にリニューアルオープンしている。

 

谷中ならではの新しい試みではある。

 

とはいえ、看板に渋く「あんみつ」を書くのなら、せめてあんこは自家製で行ってほしい。あんこ好きの悲しき願い、でもある。

 

初代榧場(かやば)伊之助さんは天国でどう思っているんだろう? 

 

所在地 東京・台東区谷中6-1-29

最寄駅 JR日暮里駅、東京メトロ根津駅歩約10分

 

 

         f:id:yskanuma:20180517205050j:plain

 

 

 

 

「あん団子」vs「栗蒸し羊羹」

 

東京・浅草にはいい和菓子屋が多い。

 

「梅園」「舟和」「亀十」などがとくに有名で、観光客でいつも賑わっている。

 

だが、私の好みは別なところにある。

 

それが明治4年(1872年)創業の餅菓子屋「桃太郎」である。

f:id:yskanuma:20180510214607j:plain

 

国際通り沿い、浅草一丁目交差点すぐ近くに小さく店を構えている。

 

焼だんごの美味い店として知る人ぞ知る店だが、ここのあん団子(こしあん)が絶品なのである。あまり教えたくない店。

f:id:yskanuma:20180510214704j:plain

 

こしあんの量が半端ではない。写真を見てほしい。

 

見事なこしあんに覆い尽くされた串団子で、米粉の団子は4つ。個人的な評価では築地「茂助だんご」が関脇なら、これは東の横綱だと思う。日暮里の「羽二重団子」もコスパ的にはかなわない。

 

一串120円(税込み)というのも、この店の矜持(きょうじ)を感じる。

 

こしあんのなめらかな美味さにオーバーではなく、ほっぺたが半分落ちそうになる。

f:id:yskanuma:20180510214826j:plain

f:id:yskanuma:20180510214852j:plain

f:id:yskanuma:20180510214940j:plain

f:id:yskanuma:20180510215111j:plain

 

ほどよい甘さと北海道産小豆のきれいな風味。上質な素朴。

 

これはもはや絶妙としか言いようがない。

 

賞味が遅い時間になったため、団子はやや固くなっていたが、たっぷりのこしあんがそれを補って余りある。

 

もう一つ、「栗蒸し羊羹」(一個 同140円)も書いておきたい。

f:id:yskanuma:20180510215153j:plain

 

口の中で溶けて行く。その感触が秀逸で、私が食べた栗蒸し羊羹の中でベスト5に入る美味さ。

f:id:yskanuma:20180510215334j:plain

 

これほどのあんこを毎朝炊いているのは五代目。忙しく餅菓子作りに励んでいるため愛想がないときもあるが、その背中は紛れもなく筋金入りの和菓子職人。

 

かような「いぶし銀の店」が観光客でごった返す雷門周辺から少し離れた場所で、小さく暖簾を守っているのがうれしい。

 

「売切れ次第終了」の文字が五代目の背中に滲んでいるようだ。

 

所在地 東京・台東区西浅草2-13-10

最寄駅 東武浅草駅、東京メトロ浅草駅歩約5分

 

           f:id:yskanuma:20180510215531j:plain

小田原の「名物あんパン」

 

あんパン好きにとって、小田原は避けて通れない。

 

美味いあんパン屋さんが多いからだ。

 

老舗のいいパン屋さんの隠れたメッカでもある。

 

中でも一番人気は「守谷製パン」。

f:id:yskanuma:20180503120711j:plain

 

いつ行っても行列が絶えない。

 

絵にかいたような、街の素朴なパン屋さん

 

パンを焼くいい匂いと白衣のパン職人さん。奥からジャムおじさんが出てきそうな雰囲気がどこかなつかしい。

f:id:yskanuma:20180503120805j:plain

 

あんパンは一個160円(税込み)。クリームパンやジャムパン、甘色、食パンなど種類も多いが、何といってもあんパンがダントツ人気。焼く数も多い。

 

高さのある丸い形と焼き色がとてもいい。表面のテカり。手に持つとずしりと重い。パンのいい匂いが立ち上がってくる。うっすらとあんこが透けて見える。

f:id:yskanuma:20180503120911j:plain

f:id:yskanuma:20180503121005j:plain

 

それだけで期待がふくらむ。

 

二つに割ると、中からつぶしあんがヌッと現れる。その驚くほどのぎっしり感。

f:id:yskanuma:20180503121101j:plain

 

素朴に美味いあんこ。甘さがかなり抑えられている。北海道産小豆の風味がさわやかでさえある。塩気もほんのり。

 

パン生地は時間が立つとパサパサしそうだが、焼き立てなので、ふくよかなあんことの相性がいい。

f:id:yskanuma:20180503121217j:plain

 

昭和のよきあんパン、だと思う。

 

創業40年以上とのことだが、小田原には大正10年(1921年)創業の老舗「柳屋ベーカリー」や明治20年(1887年)創業の「角田屋製パン」もある。

 

どちらも質の高いあんパンを作っている。

 

悲しいことについ約一か月前の3月31日、角田屋製パンが暖簾を畳んでしまった。どうやら後継者がいなかったことが理由のようだ。約130年の歴史が幕を閉じるのはつらい。

f:id:yskanuma:20180503121322j:plain

 

その分、比較的歴史の浅い守谷製パンにかかる期待が大きくなる。

 

だが、とあえて言いたい。

 

小田原城内で賞味していると、小田原に住む年配のおばさんたちがこう言った。

 

「あら、これって守谷のあんパン? 随分小っちゃくなっちゃったわね。昔はもっと大きかったわよ」

 

栃木・佐野市「ナカダパン本店」の名物あんパンも昔より小さくなってガッカリさせられたばかり。

 

老婆心だとは思うが、どうか原点を忘れないでいただきたい。

 

所在地 神奈川県小田原市栄町2-2-2

最寄駅 JR小田原駅東口歩約2分

 

           f:id:yskanuma:20180503121520j:plain

 

 

 

 

 

 

日光「水ようかん」とコーヒー

 

日光のようかんは格別なものがある。

 

むろん個人的にだが。

 

中でも水ようかんがたまらなく美味い。

 

他の地の水ようかんとひと味違う気がする。

f:id:yskanuma:20180426180735j:plain

 

湯沢屋、吉田屋、三ツ山、鬼平(きびら)など江戸・明治・大正から続く老舗はそれぞれ特徴があって、いわば「水ようかん界のオールスター」(オールドスター?)だと思う。

 

だが、残念なことに喫茶室がない。基本的に店頭販売だけ。

 

作りたてを食べたい。

 

何としても食べたい。

 

ようやく探し当てたのが、「ふだらく本舗」石屋町店だった。

 

日光東照宮の参道沿いにある老舗和菓子屋さん。

 

創業は昭和27年(1952年)と日光の中では比較的新しい。

f:id:yskanuma:20180426180818j:plain

 

ここの奥が喫茶室になっていて、そこで念願だった作りたての「栗入り水ようかん」を賞味した。

 

一本150円(税込み)なり。

 

緑茶がサービスだが、あえて「コーヒー」(300円)を頼んだ。

 

この栗入りようかんが思っていたより素晴らしかった。みずみずしくて、品のいい甘さとほのかな塩気がとてもいい。

f:id:yskanuma:20180426180953j:plain

f:id:yskanuma:20180426181036j:plain

 

こしあんと寒天の配合がいい。寒天がこしあんを邪魔しない

 

舌の上ですーっと溶けて行く。なめらかさとピュアな風味がくっついている。

 

小豆は北海道十勝産、砂糖はグラニュー糖だと思う。添加物などは使っていない。生もの水ようかん。

f:id:yskanuma:20180426181111j:plain

 

何が違うのか、日光の水が素晴らしいのか、ひょっとして日光東照宮の魔力が隠し味になっているのか、美味さの秘密は謎である。

 

ときに謎は謎のままにしておくのも悪くはない。

 

栗入りといっても、栗は小さな粒が点々としているだけで、9割8分くらいは水ようかん自体の美味さである。栗は愛きょうか?

f:id:yskanuma:20180426181155j:plain

 

ドリップで淹れたコーヒーが意外に合う。69%の相性。

 

大好きだった「ひしや」が実質的に店仕舞いしてからというもの、しばらく日光から遠ざかっていたが、また通いたくなってしまった。

 

所在地 栃木・日光市石屋町406-4

最寄駅 JR日光駅東武日光駅歩約10分

 

 

           f:id:yskanuma:20180426181308j:plain

 

 

十二代続く「あんころ餅」

 

あんこ餅ではなく、あんころ餅

 

この五文字に胸が躍る。「ろ」が入っただけで、おとぎ話の世界が広がってくる気がする。あんこ餅よりもころころと小粒なイメージ。

f:id:yskanuma:20180418191031j:plain

 

あんこ好きにはたまらない語感だと思う。

 

金沢のお隣り、白山市にある「圓八(えんぱち)本店」に足を運んだ。

 

ここは「あんころ餅」で知る人ぞ知る和菓子屋さん。

 

創業が江戸時代中期、元文2年(1737年)。当時の味と作り方をほとんど変えていないというのも驚きだが、その味わいもあまりに素朴。

f:id:yskanuma:20180418191801j:plain

f:id:yskanuma:20180418191130j:plain

 

竹皮に包まれた9粒入り(税込み 390円)を買い求め、木製のイートインコーナーで番茶(サービス)を飲みながら、イグサの紐を解く。江戸時代と同じスタイル。

 

伊勢名物「赤福餅」よりやや小さめのあんころ餅が九つ現れた。素朴なこしあんと竹皮の香りが遠い江戸を引き連れてきているよう。

f:id:yskanuma:20180418191226j:plain

 

竹皮の重みで、本来は丸いはずのあんころ餅がやや潰れているのが残念。それほど柔らかい。

 

賞味期限は本日中。なので、面倒だが、ここに来て食べるのが一番いい。

 

このこしあん。甘さがかなり抑えられていて、北海道産小豆の素朴な風味がストレートにくる。それが竹皮の香りと一緒に来るので、ややクセのある味わいとなる。

f:id:yskanuma:20180418191320j:plain

f:id:yskanuma:20180418191524j:plain

 

赤福などのこしあんと違うのは、まず手数をかけて生あんを作ってから、最後の最後に砂糖(独自の製法で作った砂糖液)を加えていること。

 

あっという間に9つ食べ終える。あと一包みは行けそう。お腹にもたれない。

 

餅は石川県産のもち米を搗(つ)いたもの。

f:id:yskanuma:20180418191424j:plain

このあんころ餅が誕生したエピソードが面白い。圓八の二代目が突然行方不明になり、生活苦に陥った妻子の夢枕にある日のこと、京都・鞍馬山で修業した天狗=二代目が立ち、あんころ餅の作り方を教えたという。

 

教え通りに作って売り出したら、客がどんどん増え、以降、商売が繁盛したとか。

 

日本むかし話のような世界が隠し味になっている「圓八のあんころ餅」、ひと味違う美味さはそのおかげもあるに違いない。

 

所在地 石川・白山市成町107

最寄駅 北陸本線松任駅下車歩約10分

 

 

           f:id:yskanuma:20180418191708j:plain

 

 

 

 

 

 

中田屋「うぐいすきんつば」

 

きんつば好きにとって、金沢の「中田屋(なかたや)」は外せない。

 

個人的には東京・浅草「徳太樓(とくたろう)」のきんつばが一番の好みだが、「中田屋」は暖簾を広げているにも関わらず、ファンが多い。

f:id:yskanuma:20180412213606j:plain

 

その他にも東京・日本橋「榮太樓」、半蔵門「一元屋」、大阪「出入橋」、信州・飯田「和泉庄」・・・とAクラスの特色ある三役入りきんつばがある中で、中田屋はいかにも分が悪い。

 

それもこれも金沢まで行かなくても、例えば「高島屋」や「三越」などへも店舗展開しているからである。故に中田屋は全国区だと思う。

f:id:yskanuma:20180412213227j:plain

 

暖簾を広げずに昔ながらの製法を地道に続けている、というのが私の好み。

 

なので、はっきり言ってしまえば、私の評価はそれなり、である。

 

だが、ここの「うぐいす」は好み、なのである。困った。

f:id:yskanuma:20180412213352j:plain

 

金沢に行ったついでに「ひがし茶屋街」近くにある東山店を覗いてみた。ここが本店だと思う。

 

うぐいすのきんつば、というのが珍しい。

 

定番の大納言小豆ではなく、青えんどう豆を使ったきんつば

f:id:yskanuma:20180412213457j:plain

 

包みを解くと、銀紙が現れ、薄い皮からうぐいす色のあんこが見える。

 

その美しさに息を飲んでしまう。

 

北海道産青えんどう豆をふっくらと炊いたうぐいすあん。粒の大きさ。それに寒天が絶妙に絡んでいる。あまりに薄い皮。上質の味わいだと思う。

f:id:yskanuma:20180412213703j:plain

 

控えめな甘さ。ほんのりと塩気。

 

青えんどう豆は輪郭がくっきりしていて、しかもふくよか。食べた瞬間、風味が立ってくる。

f:id:yskanuma:20180412213908j:plain

 

大納言小豆よりもあまりに個性的な味わい。

 

1個184円(税込み)と安くはない。

 

期間限定発売で、5月中旬には店頭から消える。

 

中田屋の創業は昭和9年(1934年)と、榮太樓や徳太樓、和泉庄などと比べると老舗とはいえ歴史は浅い。83年ほどの歴史。

f:id:yskanuma:20180412214038j:plain

 

人気先行だとは思うが、このうぐいすがある限り、金沢の中田屋には一目置かざるを得ない。むろん、半分以上は好みの問題ではある。

 

所在地 石川県金沢市東山3-4-30

最寄駅 JR金沢駅からバス東山バス停歩

 

 

         f:id:yskanuma:20180412214218j:plain

 

 

 

 

 

 

 

奇跡の饅頭、家康も食べた

 

あんこ入りの饅頭(まんじゅう)と言えば、ごく庶民的な和菓子というイメージが強い。

 

だが、ここに別格の饅頭がある。

 

塩瀬総本家の「本饅頭」である。

 

茶会などでも使われる上生菓子高級饅頭で、オリジナルは塩瀬本家でしか作れない。

 

それがこれ。見た目はいかつい。大きさはピンポン玉大。

f:id:yskanuma:20180405223135j:plain

 

徳川家康長篠の戦い天正三年=1575年)に臨む際に、塩瀬の七代目が戦勝祈願に贈った饅頭で、そのときの作り方を今も変えていないそう。恐るべき饅頭、なのである。

f:id:yskanuma:20180405223539j:plain

 

塩瀬総本家の歴史がすごい。何せ創業が室町時代初期、貞和5年(1349年)というから驚く。

 

その初代、林浄因(りんじょういん)は中国留学を終えた禅宗の高僧に従って日本にやって来た。当時の日本にはまだあん入り饅頭は一般化されていなかった。(もう一つの系譜に聖一国師が伝えたとされる酒だねの饅頭がある。それはもっと古く、一説ではやがて虎屋へと引き継がれていく)

 

皮に山芋を使い、こしあんを包み、ていねいに蒸し上げる。それが塩瀬饅頭のルーツだが、写真の本饅頭はさらに洗練されたものとも言える。

f:id:yskanuma:20180405223217j:plain

 

饅頭界の頂点だと思う。

 

半透明の薄い皮。中のこしあんが薄っすらと見える。

 

黒文字(つまようじ)で二つに割ると、濃い藤紫色のこしあんが現れる。

f:id:yskanuma:20180405223304j:plain

 

ゆっくりと口に運ぶと、あまりの上品な味わいに言葉がない。瑞々しいこしあん

 

控えめな甘さとほんのり塩気。きれいな小豆の風味が一瞬だけそよ風になる。

f:id:yskanuma:20180405223410j:plain

 

こしあんは北海道十勝産小豆で、さらによく見ると蜜煮した大納言小豆が入っている。つややかな二重奏で、その手の込みように「ほう」となる。670年近く続く超老舗の和菓子職人の腕はダテではない。

 

これほどのあんこはそうザラにはない、と思う。

 

一個が400円(税別)とかなりお高い。それだけがネックだが、食べ終えると、納得がいく。

f:id:yskanuma:20180405223448j:plain

 

徳川家康がその味わいに感動したというエピソードも残っている。にわかには信じがたいが、こういう時空を超えた饅頭が一つや二つあってもいい。あと数百年は続いてほしい。心からそう思う。

 

所在地 東京・中央区明石町7-14

最寄駅 東京メトロ築地駅、または新富町下車歩7~8分

 

 

           f:id:yskanuma:20180405223638j:plain