暑い日が続く。
頭の中には目白「志むら」の断崖氷あずきと浅草の悶絶氷あずきがチカチカしている。

私にとっては、いわば究極の選択だが、今回は浅草浪花家にドタリと着地した。

以前食べた時の衝撃がまだ舌に残っている。
平日の午後だったので、思ったほどの行列ではなかったが、それでも「満席」の札が下がり、10分ほどの待ち時間で店内に入ることができた。

右手では店主が一丁焼きで鯛焼きを焼いている。あんこのいい匂いが流れてくる。たまらん光景。
レゲエが流れ、テーブル間はゆったりしていて、ここは浅草の中の不思議系オアシス、と言いたくなる。
★本日のテーブル
かき氷(あずき)800円
トッピングこしあん180円
たい焼き 230円
※すべて税込みです。
【センターは?】
かき氷(あずき):+こしあんであんこ天国

以前来たときは氷のふわふわ感と自家製つぶあんの恐るべきボリュームに息を飲んだが、今回もやはり「すごい」という言葉が漏れそうになった。
かき氷はやはり天然水を使い、ふわふわでボリューミー。
その頂上にテカリのあるつぶあんがどっかと乗っている。
北海道産小豆を銅鍋でじっくりと煮詰めたつぶあんで、これがドンピシャ好み。
今回はトッピングのこしあんも頂上付近に乗っける。

あんこ好きにとっては究極に近い景色だと思う。
😍実食タイム
白蜜シロップをゆっくりとかけてから、スプーンを入れる。


柔らかな冷たさとやや甘めのつぶあんが熱い舌の上で広がっていく。
小豆をここまでふくよかに柔らかく、しかも形をしっかりと残したまま仕上げているのは凄いと思う。
小豆の風味が素晴らしい。ほんのりと塩味も来る。

外側からは見えないが、中腹にもつぶあんが潜んでいた。それも量は少なくない。
よく見ると底にもつぶあんの海。
トッピングのこしあんは、しっとりとなめらかな舌ざわり。
塩気がやや強めだが、それがいいアクセントになっている。
つぶあん✖こしあんの絶妙コンビ。


これってあんこの三重奏、いや四重奏?
たまらん✖たまらん=昇天寸前てか。
スプーンがどんどん進む。


あんこと氷の間からペンギンが出てきそうな錯覚に陥る。まさか。
ワタシ的にはこれは東京氷あずきの三役入りだと思う。
【サイドは?】
たい焼き:尻尾までぎっしり甘過ぎないあんこ

たい焼きの元祖・麻布十番「浪花家総本店」で修業した店主が暖簾分けされた店なので、たい焼きは一丁焼きでほとんど同じい味わい。
皮の薄さとパリパリ感、中のつぶあんは甘すぎないつぶし餡で、頭のてっぺんから尻尾までぎっしり詰まっている。
かき氷もたい焼きも注文を受けてから作っているので、待つ時間は長めだが、丁寧な仕事ぶりが伝わってきて好感。
熱々なのでしばらく冷ましてからいただく。


よく考えてみれば、夏と冬の代表的なあんこスイーツが同じこの時期に食べれるのは貴重な時間だと思う。
かき氷のデザートにたい焼き!
北海道産小豆のいい風味がパリサク感とともに、口の中にほんわりと広がり、しばらくの間、幸福感に浸りたくなる。
久しぶりの浅草浪花家、やっぱりここは外せない。
●あんヒストリー
オープンしたのは2010年冬(平成22年)。総本店で修業した店主が浅草国際通りに黒をベースにした店を開いた。かき氷にも力を入れ、バラエティーに富んだふわふわかき氷のメニューを増やしている。たい焼きとの二刀流で、お汁粉も評判がいいようだ。自家製のゆであずきも販売しいている。特に土日は行列ができる。
「浅草浪花家」
所在地 東京・台東区浅草2-12-4
