4月に行ったばかりなのに、またも私のルーツ会津若松へ。
今回の主な目的は世界的にも評価の高い版画家・斎藤清の作品を購入するため。雪の会津や秋の会津など独特の視点で切り取った作品が有名だが、フランスやメキシコなどを舞台にしたモダンな作品も多い。

私が気に入ったのは「ブックストア セーヌ パリ」(1960年作)。以前から目を付けていた作品。安くはないので、オーバーに言うと、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ってしまった。
むろん目的はそれだけではない。

文政元年(1819年)創業、東山温泉の老舗和菓子屋さん「松本家本店」で買い忘れたもの。
4月に行ったときはここのめちゃウマの名物「水ようかん」をゲットしたが、その時にいぶし銀の羊羹類がいくつか見え、買うか買うまいか迷ったが、予算と胃袋の関係でうかつにもスルーしてしまった。
そのリベンジ(?)もある。
★ゲットしたキラ星
みに羊羹5種
①煉り(460円)②小倉(460円)③栗(620円)
④挽茶(460円)⑤くるみ(620円)
※すべて税込み価格です。

【センターは?】
くるみ:希少な鬼くるみ✖練り羊羹の味わい
「みに羊羹」と言っても小さくはない。
それぞれがシャレた紙のパッケージに収められていて、それと取ると銀紙に包まれた本体が現れる。
どれもが深い味わいで、羊羹専門店・松本家が水ようかんばかりでなく、本格的な羊羹づくりのプロフェッショナルであることがわかる。
なので、この一品をセンターに選んだのは鬼くるみ(国産)と練り羊羹の合体が素晴らしくて、さらにに私の好みでもあったからです。

サイズは58ミリ×38ミリ、高さは40ミリほど。重さは約136グラム(包装込み)。
🧐実食タイム
鬼くるみは自生の和くるみで、輸入のくるみよりも味わいが濃く、風味も強めと言われている希少なくるみ。
銀紙を解くと本格的な練り羊羹の中からぼこりぼこりと誘うように浮かび上がっていて、それだけで期待感が膨らむ。



甘すぎない、本煉りの絶妙な舌ざわりに「おっ」となり、続いて鬼くるみのカリッとした歯触りと広がる風味に思わず目をつむりたくなる(ホントです)。
正直に言うと、私は昔から水ようかん一本やりだったので、松本家の羊羹がこれほどの質だったことを見落としていた。
会津の奥座敷・東山温泉には宝が埋まっている?
【サイドは?】
挽茶:抹茶と白煉りの絶妙な合体
サイズは同じだが、重さは約143グラム。
ごらんの通り色が深い抹茶色。テカリがたまらない。

九州・八女の抹茶を使用しているようだ。
上質な羊羹独特の絶妙な舌ざわりの中から抹茶のいい風味がすっくと立ち上がってくる。

これも甘すぎない。
手が止まらなくなる。
このなめらかな味わい、コーヒーとも合いそうだ。
👟あんヒストリー
創業は文政元年(1819年)。現在7代目。2代目が水ようかん(当時は田舎羊羹と称していたようだ)を売り出したところ、湯治客を中心に美味いと評判を呼び、東山温泉に松本家あり、となっていった。「湯の花羊かん」もサイドメニューとしてファンも多い。煉り羊羹はその後に売り出している。
栗:国産栗が丸ごと一個の重量感

5種の中では一番人気のようだ。
重さは約143グラム。
ごらんの通り、蜜煮栗(国産)が丸ごと一個お月様のように入っていて、本煉りの背景を得て、そのビジュアルが素晴らしい。

栗はやや固めで、それが歯に吸い付くような本煉りの密度と相まって、「これはいい栗羊羹だなあ」としみじみつぶやきたくなる。
本煉り:極上の密度と舌ざわり
表面を蜜がうっすらと走り、鈍い光沢がとてもいい。

小豆の粒子の濃密な色合い。なめらかな凝縮。
寒天(多分信州産)の入り方も「秘すれば花」のような、何とも表現しにくいアート感もある。


しっかりと煉られた深い味わいで、甘すぎないのも好感。
本煉りの王道をいく一品だと思う。
小倉:より小豆感が立ち上がってくる

「夜の梅」と同じカテゴリーだが、もっと素朴な食感。
煉りよりも少し明るい色。それゆえに小豆の歯ざわりがグイっとくる。

少しシャリッとした感触も一部で感じた。
本煉りよりも素朴な印象。
これも悪くない。
「松本家本店」
所在地 会津若松市東山町大字湯本居平123
あし JR会津若松駅からバス約10分