週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

豆大福とよもぎ大福😎マレーシア編

 

突然、なぜかマレーシアへあんこ旅!

と書きたくなる随分久しぶりのマレーシア旅行となった。

パックツアーではなく自力(?)の、約10日間の比較的長い日程の・・・と見栄を張りたいところだが、実際は弥次喜多珍道中に近い、右往左往のなりゆき旅となった。

 

種を明かすと、娘ファミリーが約1年前にマレーシアに移住して、子育てと仕事で頑張っているようなので、ちょいと陣中見舞いに行ってみっか、ついでにあんこ道楽の取材もしてみっか、と甘くもくろんだ次第です。

 

首都のクアラルンプールは高層ビルが林立し、クルマにあふれ、食べ物があふれ、多様な人種(主にマレー人、中国人、インド人など)が行きかい、ヒジャブ姿のモスリムがカラフルに歩いている、私にとっては予想以上の発展(もちろん取り残された裏道も見えた)を現在進行形で遂げているミステリーな巨大都市だった。

活気と雑多が入り混じった大都市なのに私が滞在している間はパトカーのサイレンは少なく、騒乱の気配もない。ある種不思議な秩序。日本より平和すら感じる。

 

マレーシアの歴史を語れるほどの知識もないので、私が見たのはごくごく表面的なものにならざるを得ない。あんこ菓子の取材も言葉と文化の関係で深くは切り込めない。

 

第一期待通りの和菓子屋があるかどうかもわからない。

 

娘の情報によると、日本人が始めたレアな和菓子店が今も存続しているかさえわからない。

 

仕方なく中心街のブキッ・ビンタン周辺をあんこセンサーを頼りに歩き回ることにした。

探し物は見つからない。猛暑のなかを冷や汗が歩く・・・なんてね(笑)。

 

「ISETAN」があったので、思わず飛び込んだら、びっくり。

 

「十勝あんこのサザエ」の日本語が見え、そこに豆大福やおはぎ類が並んでいた。

スタッフは男性のマレー人が一人。あんこの神様はクアラルンプールにもいらっしゃった?

 

価格は円ではなくRM(リンギット)表示(トーゼンだが)。

最近の円安で、日ごとに実質購入価格が上がっているのが残念。

 

豆大福とよもぎ大福、それにごま大福などを何とか買い、近くの休憩スペースで実食することにした。

 

見た目は日本のものと変わらない。

 

価格は円に換算すると、ちょっと高め。

 

豆大福で1個8・8RM(約360円)。

 

たまたまなのか私の他に買っている人は見当たらなかった。

 

生の餅菓子なので現地製造しているのか、あるいは日本から冷凍保存したものを販売しているのか、そのあたりは不明だが、味わいは思った以上にそのままだった。

つまり、フツーに食べて美味しい。

 

豆大福:餅粉がたっぷりとかかった餅は少し固くなりかけていたが、赤えんどう豆はまずまずの固さ。

中のあんこは日本とほとんど同じ素朴なつぶあんで、たっぷりと詰まっていた。

 

私の舌が暑さで微妙に狂ったかもしれないが、95%の精度で豊潤を感じた。

渋抜きがひょっとして足りないかな、とも思ったが、わざとそういう素朴さを出しているのかもしれない。

 

マレーシアのスイーツは全体にかなり甘めだが、これは甘すぎない、

 

餅の一部からあんこが少しはみ出ていたが、これもここがマレーシアだと考えると、範囲だと思う。ここではおおらかさが重要。

 

よもぎ大福:よもぎの風味は強くはない。ほんのりと鼻腔にくる感じで、少し物足りない気もしたが、これも範囲内だと思う。

餅の柔らかさはまずまず。

 

中のあんこはこちらもつぶあん。それもぎっしりと詰まっている。好感。

目隠しテストをしたら、ここがマレーシアのものとはたぶん思わない。

 

まさかの右往左往の後、マレーシアで「十勝あんこのサザエ」に出会えるとは、行き当たりばったりのあんこ旅の最初の結末としてはまずまず、と思うことにしたい。