週刊あんこ

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「つき立てあんこ餅」ハシゴ😎会津あんこ旅編

会津には昔からいいあんこ餅文化がある。

私が子供の頃はあんこ餅の専門店やだんご屋、おしるこ屋が市内の中心部に渋い暖簾を提げていたが、時代に合わなくなったのか一軒消え二軒消え、気が付いたら記憶の彼方オーバーザレインボーの世界・・・あんこ餅好きとしてはそんなことになったらホントに困る。

 

なので、今回は思い立って、レッドリストになる前に会津あんこ餅の店をハシゴすることにした。

 

🐶一軒目:飯盛山の茶屋のあんこ餅

ちょうど桜が満開の時期だったので、飯盛山は観光客が多かった。

国指定重要文化財の「会津さざえ堂」のふもと、そこに「つきたて餅」のノボリと紺地の暖簾がさがった「さが餅屋」がある。

創業約50年と歴史はそう古くはないが、今では希少価値の高い餅専門の茶屋。

 

店は広くて、見事な欅(けやき)のテーブルが高級感を醸し出している。

品書きから「あんこ餅」「くるみ餅」(各3個入り税込み700円)を注文。

現在2代目で、ややご高齢の女将さんが気さくに話してくれる。

 

会津産もち米を蒸かして杵で搗いた餅」がここの特徴。

 

あんこはあんこ屋から特注で仕入れて、店独自の作り方で仕上げているようだ。

 

くるみ餅のくるみは希少な和くるみ(会津産鬼くるみ)を使っているとか。

 

たまたまなのか、お客は少ない。待ち時間は約12分ほど。

 

🧐実食タイム

「搗き立て(つきたて)」なので、皿に盛られた3個の餅はかなり柔らかい。

ほどよい大きさ。

 

あんこは緩めのつぶあんだが、小豆の皮までトロトロで、ほどよくかかっている。

湯気がほんわか。

 

あんこ(北海道産小豆)のいい香りもほんわか。

 

塩味がかなり強めで、それが柔らかな餅といいアクセントになっている。

 

うめえ~、と言葉が漏れそうになる。

素朴な、昔ながらのあんこ餅。

 

個人的に難を言えば、あんこの量がもう少しあったら、と思う。

 

大昔、確か「城屋」という店名(記憶なので間違っているかもしれない)だったと思うが、もっとあんこの量がたっぷりだった。

 

しかもこしあんも品書きにあったと思う。

 

🐶二軒目:大内宿の茅葺屋根のあんこ餅

江戸時代中期から会津若松⇒日光を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えた大内宿。

白川郷と並ぶ絶景の茅葺屋根の店が40軒以上今も存在し続けている。

 

一本のネギで食べるこのエリア独特の蕎麦が名物だが、あんこ餅を出す店もいくつかある。

 

中でも「石原屋」は余分な飾りがなく、そのシンプルさが私の好み。

囲炉裏のそばの席がたまたま空いていたので、そこに腰を下ろして「あんこ餅」(1個税込み440円)と「きなこ餅」(同)を注文した。

 

どちらも「つきたてお餅」の表記。

 

こちらは一個単位なので、胃袋と財布の容量を考えるとありがたい。

 

サービスのそば茶をすすりながら、待つこと約7~8分。

 

🧐実食タイム

朱塗りの小皿にあんこ餅ときなこ餅が置かれた。

店内の景色と目の前の搗き立て餅の色が絵になる。

 

まずあんこ餅

こちらも緩めのつぶあんだが、「さが」ほどの塩味は強くない。

 

上品なあんこ餅。

 

こちらも搗き立て餅で、伸びの強さと歯触りが柔らかい。

意外に腰の強さがあり、時間が経つにつれ、しっかり度が増してくる。

 

つぶあんと餅の関係がべたべたではなく、ある種クール。

小豆(北海道産?)の風味がストレートに広がる。

 

個人的に残念なのはこちらもあんこの量が少なめ

 

箸休めとして食べるには十分以上に美味しいが、ディープなあんこ餅ファンにはあんこの量という点でやや物足りないかもしれない。

 

とはいえ、茅葺屋根の下で味わう素朴なあんこ餅は貴重だと思う。

 

続いてきなこ餅

きなこは青きな粉で、あんこ餅とはまた違った味わい。

 

餅は腰があるので、まぶされた青きな粉(砂糖入り)がよく絡んでいて、食べやすい。

きな粉好きにはたまらない、と思う。

 

囲炉裏も含めて、江戸の昔にタイムスリップした気分を満喫できると思う。

ただ、人気店なので、どんどんお客が入ってくる。

 

静寂を好む人は、ランチタイムは避けた方が無難かもしれない。

 

●ひと口メモ

会津のあんこ餅エリアは他に猪苗代湖周辺がある。変わっていなければ、ここにはずんだあんやこしあんもあったと思う。

 

「つきたてもち さが」

所在地 会津若松市一箕町大字八幡字滝沢159-1

 

「石原屋」

所在地 南会津郡下郷町大内山本5