めっきり寒くなった。
ノスタルジックなあんこ好きにとっては実に悩ましい季節到来でもある。
私にとってこれは晩秋⇒初冬における究極の選択でもある。
できれば日替わりで春先まで食べ続けたい。
と言いつつ、残念ながら一般的な人気度においては鯛焼き派が優勢だと思う。
なので、今回は今川焼きを取り上げたい。

歴史的にも鯛焼きが登場する以前から江戸⇒東京の人気あんこスイーツだった。
神田今川橋周辺で売られていたので「今川焼き」になったという説もあるほど(主に西日本では大判焼き、回転焼き。諸説あるが)。
今回、私の足が向かったのは東京・調布の今川焼き専門店「あずきや安堂」。

あんこネットワークの情報で、ここの今川焼きが質量ともに別格、という情報をつかんだからだ。
私の大好きな東京・町屋「博多屋」を超えるかもしれない。
あんときめきが止まらない、なんてね。
★ゲットしたキラ星
背徳のあんバター280円
あずき 200円
白あん 200円
クリームチーズあずき250円
うぐいす200円
※すべて税込み価格です。

【センターは?】
あずき:自家製つぶあんの恐るべき噴出力
何よりもあんこの美味さが際立っている。
女性スタッフが銅製の金型で次々と焼き上げ
る姿はほれぼれするほど。


傍らには自家製つぶあんがどっかと盛られた餡場。
たまらん。
この店のベースはあずきで、ごらんの通り大きさが一回りデカい。
サイズは直径70~75ミリほど。重さは約134グラムもある。

横綱級のあんこ、だと思う。
諸事情で翌日の賞味となったが、レンジで少し温めてから、両手で割って、がぶりと行く。

サクッとした生地で、もっちり感が深い。
何よりもあんこのボリュームと味わいが素晴らしい。

あんこの柔らかな美味さは博多屋に匹敵するレベルだと思う(個人的な感想です)。
脳天にまで吹き上がるようなあんこの極上の風味。

私がこれまで食べた今川焼きの中でもベスト5に入る。
甘さを抑えた、噂通りの美味さ。
【サイドは?】
白あん:白いんげん豆のきれいな風味

白あんのつぶつぶ食感をほんわりと残した、柔らかな波が心にまで来た。
焼きたてを食べたかったが、一日たっても美味しい。

渋抜きをしっかりしていて、しかも素材のいいえぐみを残している。
シンプルなのにこだわりと技術力が見事に詰まっている。
重量は139グラム。すごいね。
😎あんヒストリー
創業は2009年(平成21年)。調布で30年続いた人気店「みやこ焼き」が惜しまれつつ閉店した後、残ったスタッフが研究を重ねて再興。地元では知らない人がいない行列店にまでなっている。食べ歩きを勧める「背徳のあんバター」(280円)がニュースターで、熱々をふうふうしながら食べると、溶岩のようなマリアージュに驚かされる。バター✖あんこの一線越えの掛け合わせに確かに背徳感すら覚える。これって究極の密会?


うぐいす:レアな青えんどう豆のあんこ

うぐいす餡好きの私のあんココロにグイと切り込んできた。
柔らかな歯触りと舌ざわり。
ほのかな塩気と独特の風味。
じっくりと味わいながら冗談交じりに「ホーホケキョ」とさえずりたくなってしまったぜ。
クリームチーズあずき:この組み合わせは餡ビリーバブル

あんことクリームチーズの組み合わせはミスマッチのレベルを超えている、と思う。
あんこにおける令和の発見ではないか、とすら思える(もっと以前からかも)。
つぶあんの芳醇とクリームチーズのなめらかな酸味が絶妙に合う。
🧐結論的に今回は4種類✖1の実食だったが、今川焼きの可能性を感じさせられるあんこ旅となった。
鯛焼きも大好きだが、個人的には今川焼きを再評価するきっかけにしたいな。
「あずきや安堂」
所在地 東京・調布市布田1-36-10