「あんこで街を元気にしたい。」
あんこ好き⇒アーケード商店街好きの私にとって、前橋は貴重なあんブラエリア。
約2年前にこのキャッチフレーズの下、あんこ(特におはぎ)を前面に打ち出した、ユニークな店がその一つ弁天通り商店街に誕生した。

店名がそのまま「あんこもん」。テイクアウトのみというスタイル。
その後、どうしているのか、気になっていたので、あんこ旅の途中でひらり(どたり?)と寄り道してみた。
東京・青山にでもありそうなシャレた店構えと店内。2年前とほとんど同じ。あんココロが揺れ動く。


前回は人気の自家製つぶあんとこしあんを何とかゲットできたが、その他の創作おはぎは売り切れていて、腹五分ほどの満足度であん悶々してしまった(笑)。
今回はどうか?
★ゲットしたおはぎ4種類
(右から)つぶあん300円
こしあん 300円
こしあん(しそ)300円
スパイスつぶ 300円
※税込み価格です。

【センターは?】

😊あんポイント 基本的にはおはぎの世界にある種のムーブメントを起こした「タケノとおはぎ」(東京・世田谷)の流れの一つとも言えると思うが、場所が北関東のモダンな街・前橋であること、代表の話によると、あんこ好きが集まって、研究を重ね、プロ顔負けのおはぎをつくってしまったこと。
ローカルにも軸足を置く私にとっては頭の片隅に置きたい店でもある。
寂しくなりつつあるローカルの「街を元気にしたい」という思いが素晴らしい。
という前置きはこのくらいにして、4種類の中で私が最も気に入ったのが「こしあん(しそ)」。
大きさは直径50ミリほど、重さは約72グラムで、そう大きくはない。

こしあんのしっとりとみずみずしい、北海道産小豆のいい風味がすっくと立ち上がってきそうな、あんココロに刺さる容姿。
頂上にはカケラ状の梅漬け(カリカリ梅)がちょこんと乗っていて、愛らしさもある。
😎実食タイム こしあんの美味さがプロ顔負けで、雑味がない。

余分な添加物を使っていないので、日持ちしない。
吹き上がるいい小豆の風味。
朝ナマの王道をしっかりと引き継いでいる。

始める前は「ただのあんこ好き、素人でした」というのが信じられない。
プロフェッショナルも初めは素人だった、ということかも。

新潟産もち米(こがねもち)にシソの葉を加えて炊いた半殺しのご飯がこしあんと合体して口の中で広がる感触がとてもいい。
カリカリ梅のカリッとした食感と塩味(酸味)が見事に融合している。
【サイドは?】
つぶあん:こだわりの自家製あんこ

つぶあんはベースなので、オープンした当時から店内で炊いているようだ(他の創作あんこは店のレシピ通りに製餡所でつくってもらっているとか)。
素材へのこだわりも見逃せない。

北海道産エリモジョウズ✖きび糖。昔ながらの炊き方、赤鍋で炊いてるようだ。
ゆえに素朴で穏やかな風味がふわりと来る。
どこか懐かしい、おばあちゃんのおはぎ。
スパイスつぶ:クラッシュナッツと山椒のあんこ

これは前回訪問時には売り切れていてゲットできなかった。
ゆえに期待も高まる。
ベースはつぶあんだが、クラッシュナッツと山椒がスリリングに(?)入っていて、食べる前から刺激的な香りが来る。

この独特のクセにハマるか、あるいはちょっと引くかで、評価が分かれると思う。
「タケノとおはぎ」ほどの斬新さはまだないが、「街を元気にしたい」という、ローカル都市・前橋に咲き始めた、あんこの新しい動きと可能性は今後も注目していきたいな。
「あんこもん」
