週刊あんこ

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中田屋「うぐいすきんつば」

 

きんつば好きにとって、金沢の「中田屋(なかたや)」は外せない。

 

個人的には東京・浅草「徳太樓(とくたろう)」のきんつばが一番の好みだが、「中田屋」は暖簾を広げているにも関わらず、ファンが多い。

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その他にも東京・日本橋「榮太樓」、半蔵門「一元屋」、大阪「出入橋」、信州・飯田「泉庄」・・・とAクラスの特色ある三役入りきんつばがある中で、中田屋はいかにも分が悪い。

 

それもこれも金沢まで行かなくても、例えば「高島屋」や「三越」などへも店舗展開しているからである。故に中田屋は全国区だと思う。

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暖簾を広げずに昔ながらの製法を地道に続けている、というのが私の好み。

 

なので、はっきり言ってしまえば、私の評価はそれなり、である。

 

だが、ここの「うぐいす」は好み、なのである。困った。

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金沢に行ったついでに「ひがし茶屋街」近くにある東山店を覗いてみた。ここが本店だと思う。

 

うぐいすのきんつば、というのが珍しい。

 

定番の大納言小豆ではなく、青えんどう豆を使ったきんつば

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包みを解くと、銀紙が現れ、薄い皮からうぐいす色のあんこが見える。

 

その美しさに息を飲んでしまう。

 

北海道産青えんどう豆をふっくらと炊いたうぐいすあん。粒の大きさ。それに寒天が絶妙に絡んでいる。あまりに薄い皮。上質の味わいだと思う。

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控えめな甘さ。ほんのりと塩気。

 

青えんどう豆は輪郭がくっきりしていて、しかもふくよか。食べた瞬間、風味が立ってくる。

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大納言小豆よりもあまりに個性的な味わい。

 

1個184円(税込み)と安くはない。

 

期間限定発売で、5月中旬には店頭から消える。

 

中田屋の創業は昭和9年(1934年)と、榮太樓や徳太樓、和泉庄などと比べると老舗とはいえ歴史は浅い。83年ほどの歴史。

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人気先行だとは思うが、このうぐいすがある限り、金沢の中田屋には一目置かざるを得ない。むろん、半分以上は好みの問題ではある。

 

所在地 石川県金沢市東山3-4-30

最寄駅 JR金沢駅からバス東山バス停歩

 

 

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