週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

悶絶「三段あずき」かき氷

 

首都圏は長雨が終わり、再びかき氷の季節。

 

少し前、東京・目白「志むら」驚きの絶壁あずきかき氷をこのブログで書いたが、もう一つの東の横綱を忘れていた。

 

あずき好きにはたまらないあんビリーバブルなかき氷だと思う。

f:id:yskanuma:20170825205324j:plain

 

「浅草浪花家」のあずき(税込み600円)である。

 

たい焼きの元祖「麻布十番 浪花家総本店」から暖簾分け。その本店より凄い「あずきかき氷」だと思う。浅草浪花家のオリジナル。

 

純水で作ったふわふわの山盛り氷。頂上には自家製あずきがどっかと乗り、ガラスの器の底にもあずきの海。ここまでなら総本店と同じだが、浅草浪花家の凄さはここから。

f:id:yskanuma:20170825205420j:plain

 

フワフワ氷をスプーンで崩して食べ進むうちに、まん中あたりで、もう一つあずきの層にぶつかる。つまりトリプル三段あずき!

 

トッピングで「あずき」の別皿(プラス100円)を頼み、それをさらにドドドとかける。白蜜もかける。

f:id:yskanuma:20170825205655j:plain

f:id:yskanuma:20170825205536j:plain

 

あんこ好きにはこたえられない、悶絶寸前パラダイス! 

 

あんこの苦手な人には地獄の三段責め。

 

あずきは北海道十勝産を使い、それを銅釜で8時間ほどじっくりと炊き上げる。砂糖は上白糖。

f:id:yskanuma:20170825205801j:plain

 

出来上がったあずきは粒がしっかりしていて、しかもふっくら。その大きさは大納言小豆といってもわからないくらい。甘さは抑えられ、塩加減が絶妙という他はない。あずきの風味も素晴らしい。これほどのあずきはそうザラにはない、と断言しておこう。

f:id:yskanuma:20170825210141j:plain

 

冬は一丁焼きのたい焼き、夏はかき氷が人気の店で、総本店から暖簾分けしたのは平成22年(2010年)。その翌年に「あずき」かき氷がメニューに加わった。この平成23年は東日本大震災があった年。

 

まさに大震災の中の門出。あんこの底力、その凄み。

 

今では行列店で、土日などは長い行列になる。それでもこの「あずき」、和スイーツファンには十二分に食べる価値があると思う。

 

所在地 東京・台東区浅草2-12-4

最寄駅 浅草駅歩7~10分

 

 

 

        f:id:yskanuma:20170825210224j:plain