週刊あんこ

和スイーツの情報発信。めざすはあんこ界のコロンブス!

冷たい七変化「松露」

 

もうすぐ京都祇園祭が始まる。

 

この季節になると落ち着かなくなる。

 

財政難から毎年行けるわけではないので、行けない時はテレビで我慢する。

 

今年もそうなりそうだ。

 

で、今回は変化球。祇園で見つけた京菓子「松露(しょうろ)」の我流の食べ方をご紹介したい。

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コロンブス的な食べ方? 大げさだよ。

 

四条通を八坂神社に向かってぶら歩き。その途中で「松葉屋」を見つけた。このあたりは観光客でごった返しているが、そこだけ別世界だった。

 

老舗の古い佇まい。客が少ない。気後れしたが、思い切って入ってみた。

 

古い京都にタイムスリップしたような感覚。

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店主は二代目で、中京区から祇園に移って、「70年くらい」とか。「老舗? ちゃいます。このあたりでは二百年くらい経たないと、老舗いわはりまへんで」。

 

やっぱり京都、恐るべし。

 

ここで買ったのが「松露」(袋入り 税込み896円)だった。黒あん、白あん、うぐいすあんの3種類。それをすり蜜で固めたもの。きれいな半生菓子。

 

これが絶品だった。

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普通に食べても美味いが、あまりに暑かったので、ふと冷蔵庫に入れてみた。つまり冷やして食べてみようと思い立った。

 

目からウロコ。

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冷たい糖衣がガサっとした歯ごたえとともに、すーっと溶けて行く。すぐ後から、あんが舌の上で羽衣になる。冷たくてきれいな風味。天上の舞、そんな感覚。

 

黒あんの小豆は北海道産大納言小豆を使用。白あんは白小豆。うぐいすあんは白小豆に着色しているようだ。砂糖は白ざらめとか。材料選びも職人芸。

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上菓子「松露」の食べ方としては邪道かもしれないが、これはイケますでえ。凍らせてもイケるかもしれない。冷たい七変化。

 

ひょっとして、松露は冷菓でもある。

 

というのが、今回の甘い結論。

 

所在地 京都市東山区四条祇園町南側572-3

最寄駅 祇園四条駅下車

 

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