頂き物で、この塩羊羹(しおようかん)を初めて見たとき、見入ってしまった。 ただの塩羊羹ではなかった。 グレーがかった、灰緑色の凝縮。オーバーではなく、宝石の瑪瑙(めのう)でも見るように、しばらくの間、その場を動けなかった。 明治6年(1873…
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