週刊あんこ

和スイーツの情報発信。あんこ界のコロンブスだって?

小江戸の新コラボ「アイス饅頭」

あんこスイーツにも新しい動きが出てきている。 埼玉・川越の老舗和菓子屋さんでたまたま見つけた面白い和スイーツ。 それが「アイスまんじゅう」(1個税込み 140円)だった。 シャレた包装。老舗和菓子屋、というのがミソ。 まんじゅうをただ凍らせた、…

三代目の傑作「黒白どら焼き」

和菓子屋の定番、どら焼き。 普通に美味いどら焼きは全国どこにでもある。 だが、老舗の日本橋「うさぎや」、人形町「清寿軒」クラスになると、そうザラにはないと思う。 あんこと皮にこだわった、どら焼きの新しい星はないか? たまたま和菓子好きの辛口メ…

古城の街、新旧「豆大福くらべ」

城下町・会津若松で出会ったちょっと驚きの豆大福を書きたい。 滋賀近江出身の戦国武将・蒲生氏郷が造った街で、幕末は戊辰戦争最大の激戦地になった悲惨な歴史を持つ街である。 お寺が多く、戦国時代には豊臣秀吉も「奥州仕置き」で陣を張っている。 なので…

城下町で絶品「つぶあん草餅」

あんこの神様はどこにいる? 暗闇の奥から、城下町と寺町の文字がピカピカ。 私見だが、いい和菓子屋が存在する二つのキーワードだと思う。 大きな神社のある街、もその中に入る。 今日ご紹介するのはその城下町のひとつ、山形・米沢で出会った「草餅(あん…

京都栗蒸し羊羹の底力

栗蒸し羊羹の季節は秋から冬にかけて。 この時期は季節外れでもある。 和菓子の楽しみは四季を感じることにもあるが、栗蒸し羊羹を無性に食べたくなる時がある。 わかっていても、頭の中は秋! ということもある。 たまたま京都の畏友・あんじいが、東下りの…

あんみつ名店の「小倉あんみつ」

暑い日が続くと、小倉アイスと冷たいあんこが夢に出てくる。 小倉あんみつを食べたいなあ。 あずき氷もいいが、こちらは梅雨が明けてから、と決めている。 頭の中であの小倉あんみつがキラキラ回転し始める。 こうなると、止めようがない。 上野の森に行った…

笹だんごと紅大福の出会い

あんこを求めて三千里の旅で、新潟・長岡に立ち寄った。 花火で有名な街だが、あんこの名店も隠れている。 知る人ぞ知る「江口だんご」である。 だが、本店(宮本東方町)へ行く時間がない。バスも来ない。 仕方なく、駅前通りをウロウロと散策していたら、…

浅草「あんぱん専門店」バトル編

あんぱん好きにとって、東京・浅草の「あんです 的場(まとば)」は外せない。 常時約20種類のあんぱんがずらりと並ぶ光景は 「ここは天国か?」 と思いたくなるほど。 こしあん、小倉あんから始まって、塩あん、メロンあん、ずんだあん、焼きいもあんまで…

山形の青い絶妙「ふうき豆」

山形は実は美味の宝庫でもある。 「奥の細道」の旅の途中、松尾芭蕉も舌鼓を打ったに違いない。 この時期は街のあちらこちらにさくらんぼが出回り始めているが、和スイーツファンとして取り上げたいのが「富貴豆(ふうきまめ)」である。 一般的に富貴豆とい…

谷中、隠れ名店の豆大福

このやや小ぶりな豆大福を最初に食べたとき、そのあまりの美味さに驚いた。 赤えんどう豆の凄みとふくよかなつぶあん、柔らかな餅が絶妙なハーモニーを作っていた。私にとってはちょっとした事件だった。 5年ほど前のことである。 当時は護国寺・群林堂や京…

人形町「初音」の煮あずき

きょうから令和元年。なので、あんこの原点、「煮あずき」を取り上げたい。 敬愛する、あんこイノチの「あんこラボ」のみなさんと二度目の東京老舗和菓子屋めぐり。前回は浅草だったが、今回は人形町が主な舞台。ここは和菓子好きには外せない、そこかしこに…

新潟「青豆大福」に完敗

個人的に新潟は餅菓子の聖地だと思う。 米どころなので、当たり前と思うかもしれないが、この日本海に面した中都市の餅菓子の美味さを知らない人が意外に多いのに驚く。 この時期は笹だんごの季節で、市内の和菓子屋さんは笹団子づくりに大忙しだが、今回は…

日本橋高島屋限定「あんこの極楽」

どうも「限定」という言葉に弱い。 私にとってはある種パラダイスの、日本橋高島屋本館地下一階を鼻をクンクンさせながら散策しているときのこと(まるであんこ犬だよ)。 久しぶりに「叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)」で、ここの目玉「あも」でも買おう…

埼玉最強伝説?「さくら饅頭」

桜前線が北上中だが、関東の桜の名所の一つが権現堂(埼玉・幸手市)。 「翔んで埼玉」も好きだが、あんこ好きとしては権現堂の「さくら饅頭」に着地したい。 埼玉最強伝説の一つに加えたい。 GACKTも二階堂ふみもこれを食べたら、埼玉観がピンク色に変わる…

真珠の涙?吉原宿の甘納豆屋

この小さな店と出会った時のうれしさは言葉を超える。 「中山甘納豆」 セピア色の看板と店構え。昭和がそのまま。かつての賑わいはない。 東海道五十三次の一つ、旧「吉原宿」でのこと。 「富士市吉原商店街に今どき珍しい甘納豆を手づりしている店がある」 …

吉祥寺「小ざさ」の最中力

美味い最中(もなか)は全国各地にある。 だが、この最中はちょっとすごいぞ、と個人的に思うのが東京・吉祥寺「小ざさ(おざさ)」の最中である。 つぶあんと白あんの2種類だけ。 小さいのに皮だねのパリッとした香ばしさ、中のあんこの洗練が口の中でため…

家康級か「大物どら焼き」

「静岡にどら焼きのすごい店があること、知ってますか?」 あんこ好き仲間との雑談中に、こんな言葉が私に投げかけられた。 「へえー、知らない」 そう答えたものの、なぜか後頭部に突き刺さったまま、数か月たった。 たまたまテレビを見ていたら、その静岡…

秩父の黒ダイヤ「水ようかん」

この水ようかんは地味系の奇跡かもしれないぞ。 冬の黒糖入りの水ようかん。 と書くと、へえ~よくありそうな黒糖入りね。 そんな感想がさらりと表面を通り過ぎていくだけかもしれない。 だが、口に入れた瞬間、その舌触りに「ほう」となる。 なめらかな中に…

まる子と「ハーフ小豆カステラ」

和スイーツもここまで来ると脱帽したくなる。 ただのカステーラではない。 小豆とクリームチーズ、それにドライフルーツがたっぷり入ったカステラ。 和と洋のハーフ。 あんこ旅の途中、蒸し羊羹で有名な「追分ようかん本舗」に行くつもりが、途中で足が止ま…

あんこ知新な「あん団子」

意外な場所で夢のあん団子(だんご)に出会った。 しっかりと一個一個こしあんで手包みされたあん団子。それがこれ。 私にとってはこうでなくっちゃ、という懐かしいあん団子でもある。東京・日暮里の「羽二重団子」がその頂点の一つと言えるが、こうしたあ…

沼津宿「江戸きんつば」と対面

豆大福とうぐいす餅、それにきんつば。 あんこ好きにとってはこの時期、ゴールデントライアングルだと思う。 桜餅も欲しいところだが、欲張ってはいけない。 東海道あんこ旅の途中、静岡・沼津駅前で足がピタリと止まった。 「焼きだんご」のノボリが寒風に…

タイムスリップ「あわぜんざい」

江戸時代のスイーツがどんなものだったか? 下町娘が、梅干しばあさんが、長屋のご隠居がこっそり舌鼓を打っていたのはどんな味だったのか? 江戸詰めの侍や殿様もいたかもしれない。 この空想が実に楽しい。 その答えの一つが浅草「梅園(うめぞの)本店」…

日本一あんぱん?喜福堂の秘密

「おばあちゃんの原宿」巣鴨にはあんこのスグレモノが二つある。 「みずの」の塩大福と、「喜福堂」のあんぱん。 おばあちゃんの舌は確かだと思う。最近は若いお客も多い。 迷った末に「日本一のあんぱん」とのキャッチフレーズが付く、喜福堂のあんぱんを食…

居酒屋の「行列たい焼き」

自家製の「あんこ暦」では、大寒はたい焼きが輝く季節である。 少々熱くてもフーフー言いながらほおばる。これがたまらない。 麻布十番「浪花家総本店」、人形町「柳屋」、四谷「わかば」が東京ご三家と言われるが、上野「根津のたい焼き」や吉祥寺「天音(…

美濃焼の街の「絶品饅頭」

まんじゅうの中でも、皮に山芋を加えた薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)は茶会などにも使われる上用饅頭だが、あんこ旅の途中で出会った見事な一品を書かなければならない。 などとカッコつけたが、本当は書くのを忘れていた。去年の秋のこと。あちこち食べ歩…

田んぼの和菓子屋のうぐいす餅

うぐいす餅の季節がやって来た。 大寒が近いというのに、あんこ好きにはたまらん季節である。 ちょっと面白い、孤高の和菓子屋がある。田んぼの中の一軒家。首都圏でも通好みの評価も高い。そのうぐいす餅がこれ。 埼玉・春日部市郊外。田んぼの中を道路が一…

こしあん「水戸の梅」の驚き

こう言っては何だが、茨城・水戸の名物「水戸の梅」はありふれた観光名物の一つ、だと思っていた。白あんを紫蘇の葉で包んだだけの、甘酸っぱい小粒な郷土菓子。 バカと思い込みに付ける薬はない(自分がその一人なので、さらに付ける薬がない)。 それが一…

′19「豆大福の頂点」を食べる

「東京三大豆大福」という言葉が独り歩きして久しい。 護国寺・群林堂、原宿・瑞穂、泉岳寺・松島屋を指すようだ。 評価の高い京都・出町ふたばは京都なので、別格らしい。 だが、と言いたい。 この三つはそれぞれに特色があり、確かに絶品だとは思う。それ…

「湯島スイートロード」の至福

東京・上野御徒町から湯島にかけてはいい甘味処、和菓子屋さんが多い。 湯島スイートロード。私流の言い方だと、「あんこのGスポット」。 この場合のGはグレイト、と思ってほしい。 私の好きな渋くていい店が「おいで」と暖簾を下げている。 みつばち、つる…

天空の隠れ家「青山紅谷」の二品

「御菓子司 紅谷(べにや)」の名前はディープな和菓子好きの間では知らない人はいない・・・はず(と断言してしまおう)。 南青山のビルの最上階に小さく暖簾を下げている。 いつかは行きたい店の最上位のどこかにランクされる、隠れ家のような名店だと思う…